カイロプラクティックテミスは2012年に開院し、私自身は臨床歴16年というなかで
これまでにたくさんの症例を診てきました。
股関節痛でお困りの方へ当院の施術方針について書きましたのでごゆっくりお読みください。
ふとした瞬間の激烈な痛み・・・
股関節の痛みは他のどの関節よりも痛みが強いという特徴があります。
また整形外科でも治癒までの時間が長くかかる、治りづらい関節の一つといわれています。
当院にはこのような症状の方から毎日ご相談の電話やメールをいただいています。
☑股関節が外れそうになる
☑歩くと激痛が走る
☑痛くてあぐらがかけない
☑治したいけれどどこで診てもらえばいいのかわからない…
☑たまに力が抜けるような感覚がある…
原因は?
《股関節ってどんな関節?》
股関節は下腿の中でも可動域が最も大きく、
骨頭という丸い大きな関節をもち左右から骨盤を挟み込む役割をしています。
左右から 挟み込む角度はそのまま仙骨に向かいテーパー関節である仙腸関節を支持する関節です。
股関節は関節の中でも『荷重関節』といって
荷重がしっかりかかることにより安定する形状になっているので、普段からしっかりと荷重をかけてあげることが大切です。
股関節に問題を抱える方の原因として次の2つがあげられます。
①必要な荷重をかけていない
②なんだかの問題で過剰に荷重がかかり過ぎている
この2つがあります。
これらは検査しなければ
わかりませんが、圧倒的に多いのは
①の免荷型です。
必要な荷重が何かしらの問題でかからず
関節が弱くなり痛みがでている状態です。
では関節に荷重がかからないことがそんなに負担になるのでしょうか。
わたし達の体を支えるているのはなんでしょう?
もちろん、骨です。
ではこの骨は日々どうやって作られているのかご存知ですか?
実は荷重をかけることにより
血中のカルシウムが骨基質である
コラーゲンに沈着し骨が作られているのです。
逆に荷重をかけなければ、脱灰といって
カルシウムは骨から抜け尿と共に体外に放出されてしまいます。
つまり
普段から荷重をかけるような運動や歩行をしていないと骨は弱くなりますし
骨が弱くなると関節や軟骨、その周辺組織である筋肉や、靭帯も弱くなっていきます。
特に股関節に問題を抱える方は
立位での重心が左右どちらかに
偏っているかたがほとんどです。
本来ならば左右均等に重心は振り分けられ、
荷重しなくてはならないのですが、
どちらか一方に偏り、非荷重側の
股関節にさまざまな症状が出てきやすくなります。
当院の施術方針
①も②も
1.重心バランスの調整
2.股関節の調整
3.姿勢、歩行指導
4.場合によりトレーニング
股関節は他の部位よりも
痛みも強く且つ治癒するまでに
時間も要する部位です。
だからこそ、しっかりと計画し
体が回復する環境を整えていく必要があります。