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足底筋膜炎が治らない人に共通する運動の5つのNG

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足底筋膜炎でも運動できる?正しい動き方と注意点

今日も朝の一歩目、かかとにズキッとした痛みが走る。そんな毎日が続いている方へ、少しだけ大切な話をさせてください。

足底筋膜炎は、かかとや土踏まずに鋭い痛みが出る症状で、ランニングが好きな方や、立ち仕事が多い方に特によく見られます。

「このまま運動を続けてもいいの?」「どんな動きなら悪化しないの?」当院にも毎日のようにそんな悩みを抱えた方が相談に来られます。

痛みと向き合いながら体を動かし続けたいというお気持ち、とても大切なことだと思っています。ただ、動き方を間違えると回復が遠のいてしまうことも事実です。

今日は臨床歴20年以上、延べ10万人以上の方を施術してきた経験をもとに、足底筋膜炎を抱える方のための「正しい体の動かし方」をお伝えしていきます。

院長:佐藤

「好きなスポーツを諦めたくない」「仕事があるから休めない」、そのお気持ちはよく分かります。大切なのは、ただ我慢するでも無理に動くでもなく、今の体のサインをしっかり読んであげること。この記事がそのヒントになれば嬉しいです

目次

足は「荷重する」ために作られている

まず、足底筋膜炎を理解するうえで、ぜひ知っておいてほしい大切な話があります。足という器官の本質的な働きについてです。少し意外に思われるかもしれませんが、この視点を持つだけで、症状への向き合い方がガラリと変わります。

足は、荷重することによって安定するように作られています。

赤ちゃんのうちは土踏まずはほとんど存在せず、いわゆる偏平足に近い状態です。ところが、はいはいが終わって歩き始め、自分の体重がしっかりと足に乗り始めると、足底にアーチが形成されてきます。

このことが、まさに足の本質を物語っています。荷重という刺激があるからこそ、足は機能的な構造を手に入れていくのです。

足底にとっての一番のストレスは、荷重がかからなくなることです。

痛いからといって足をかばいすぎたり、長期間の安静を続けすぎたりすることが、かえって足底筋膜の回復を遅らせてしまう理由がここにあります。

「痛いから休む」という選択は確かに必要な場面もありますが、それが長引きすぎると足のアーチを支える筋肉や組織がどんどん弱くなり、かえって再発しやすい足を作り出してしまうのです。

足底筋膜炎のとき、運動は「やめる」より「選ぶ」が大事

「運動してもいいですか?」という質問、診療の中でも特によく耳にします。答えはシンプルではありませんが、「すべての運動をゼロにしなければならない」というわけではありません。

大切なのは、今の自分の状態に合った動き方を選ぶことです。

足底筋膜炎は、足の裏に広がる帯状の組織に炎症や微細な損傷が起きている状態です。歩くたびに、走るたびに、この組織は引き伸ばされ、着地のたびに大きな負荷を受け続けます。だからこそ、何を・どのくらい・どのように動くかが、回復を左右するのです。

今の痛みの程度で判断しよう

まず、今どのくらいの痛みがあるかを正直に確認してみてください。

歩くだけで強い痛みが続く「急性期」の状態では、刺激の強い運動は控えることが大前提です。

一方、朝の一歩目はつらいけれど動き始めると落ち着いてくるという方は、適切な運動を取り入れることで改善を後押しすることができます。

自分の体の声に耳を傾けることが、何より大切な出発点です。あなたの今の状態は、どちらに近いでしょうか。

これだけは避けて!悪化させてしまう動き

知っておくだけで余計な遠回りを防げる、やってはいけない動作についてお伝えします。「なんとかなる」と続けてしまいがちな運動が、実は回復の妨げになっていることは少なくありません。正しく知ることで、今日からの行動が変わります。

最も注意が必要なのが、痛みを我慢したまま続ける長距離ランニングや全力ダッシュです。走ることで足底筋膜にかかる衝撃は歩行の数倍にもなります。炎症が慢性化するだけでなく、かばって走ることで膝や腰にも悪影響が及びます。

硬い地面でのジャンプやステップ系のトレーニング、縄跳びも着地のたびに強い負荷がかかるため、痛みがある時期には避けてください。

裸足での長時間の歩行も見落とされがちなNGです。足裏のクッションがない状態では、筋膜に直接ダメージが蓄積されてしまいます。

かかとがすり減った古い靴や、クッション性の低いシューズでの運動は症状を著しく悪化させます。足元の見直しも、立派なセルフケアのひとつです。

足底筋膜炎に効果的な運動とセルフケアの方法

では、何をすれば回復に近づけるのでしょうか。ここからが一番の本題です。足底筋膜炎を改善するための運動やストレッチは、自宅でも手軽に取り組めるものがほとんどです。強い痛みが続く急性期は無理をせず、痛みが落ち着いてきた段階から少しずつ取り入れていくのが基本の考え方です。焦らず、続けることを最優先に取り組んでください。

ふくらはぎのストレッチ

足底筋膜炎のケアにおいて、ふくらはぎの柔軟性は見逃せません。

ふくらはぎからつながるアキレス腱は足底筋膜と連続しており、ここが硬くなるとかかとへの牽引ストレスが増します。

壁に手をつき、膝を伸ばしたままかかとをしっかり床に押しつけて体重をかける「壁押しストレッチ」を、1回30秒、1日3〜5回行ってみてください。続けることで、足裏への負担が確実に変わってきます。

足裏のセルフストレッチ

椅子に座り、かかとを床につけたまま足先を手で引き寄せて足裏全体を伸ばすストレッチも効果的です。

入浴後や就寝前など、筋肉が温まっているタイミングに行うと、より深くほぐれやすくなります。強く引っ張りすぎず、「気持ちいい」と感じる程度の力加減で行うのがポイントです。

タオルギャザーで足の機能を鍛える

床にタオルを広げ、足の指だけでたぐり寄せる「タオルギャザー」は、足のアーチを支える内在筋を鍛えるためのシンプルな運動です。

地味に見えますが、継続することで足底筋膜への負担を分散させる力が育ちます。左右それぞれ1分を目安に、毎日取り組んでみてください。

ウォーキングは「距離より質」

先ほど、足は荷重することで安定していくとお伝えしました。だからこそ当院では、回復期においても歩くことを非常に重視しています。

とはいえ、長時間・長距離を一気に歩くのではなく、正しい姿勢で短い距離をしっかり歩くことのほうがはるかに大切です。

かかとから着地し、土踏まずを経て指先で蹴り出すという一連の動きを意識することで、足底筋膜への余計なストレスを減らしながら、足のアーチを育てる刺激を与えることができます。

私自身、毎朝2時間以上の歩行を日課にしています。歩き方を意識するだけで、体はみるみる変わっていきます。

冷却という視点「頭寒足熱」と自然治癒力

当院の施術の考え方のひとつに、適切な冷却があります。炎症が起きている部位には、氷を使ったアイシングが有効です。

氷をビニール袋に入れ、タオルを一枚挟んで患部に15分ほどあてるだけで、炎症のサイクルを落ち着かせる効果が期待できます。

「足は温めるもの」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。確かに慢性期には温めることも有効ですが、炎症が活発な時期には冷却が先です。

頭や首が冷えないよう注意しながら、足元を適切にクールダウンさせる。「頭寒足熱」という状態が、自律神経を整え、体の自然治癒力が最も発揮されやすい環境を作ってくれます。

いつからスポーツや活動を再開できる?

「完全に痛みがなくなるまで待つべきか」という質問もよく受けます。完全ゼロにこだわりすぎると、かえって復帰が遅れることもあります。さきほどお伝えしたとおり、荷重刺激がなくなりすぎると足のアーチを支える機能が衰えてしまうからです。

ひとつの目安として、次の2点がクリアできていれば段階的な再開を検討できます。

  • 普通に歩いていてもほぼ痛みを感じない状態になっていること
  • ゆっくりとしたジョギングを15〜20分続けても、翌日に悪化しないこと

この2点が揃ってから、少しずつ強度を上げていく「段階的復帰」が理想的な形です。焦って元のペースに戻そうとすると、再発リスクが一気に高まります。急がば回れ、が回復の鉄則です。

繰り返してしまう本当の理由

20年以上、多くの患者さんと向き合ってきて、強く感じることがあります。

足底筋膜炎に限らず、慢性的な痛みの根本には「姿勢の崩れ」「運動の質と量のアンバランス」「体についての誤った知識」という3つの問題が潜んでいることがほとんどです。

患部だけをケアしても、この根本に目を向けなければ、同じ痛みが繰り返されてしまいます。

「治った」というのは、痛みが消えた瞬間ではなく、再発しない体が作られたときだと私は考えています。

足は荷重することで安定し、適切な刺激を受けることで機能を取り戻していきます。正しい姿勢で、体に合った運動を、正しい知識を持って続けていく。それが、足底筋膜炎だけでなく、あらゆる慢性症状から本当に解放される道だと信じています。

「これって足底筋膜炎かな」「どんな運動をすればいいんだろう」、そんな小さな疑問でも、一人で抱え込まないでください。いつでも気軽に相談に来てください。あなたの一歩一歩を、全力でサポートします。


院長:佐藤

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