鵞足炎

鵞足炎とは

鵞足炎とは、膝の内側にある「鵞足」という部分で起こる炎症のことです。鵞足は、太ももの内側から膝にかけて走る3つの筋肉（縫工筋、薄筋、半腱様筋）が膝の内側で合流する部分で、その形がガチョウの足に似ていることからこの名前がつきました。

ランニングやサッカー、バスケットボールなど膝の曲げ伸ばしを繰り返すスポーツにより、この部分に過度な摩擦や牽引力が加わることで炎症が生じます。特に運動愛好家やアスリートに多く見られる疾患で、適切な治療を行わないと慢性化しやすい特徴があります。

鵞足炎でお悩みなら当院までご相談ください。

鵞足炎を放置すると、まず痛みが慢性化し、日常生活での歩行や階段昇降が困難になります。スポーツを続けている場合、パフォーマンスの著しい低下を招き、最終的にはスポーツ活動の継続が不可能になる可能性があります。

痛みをかばうために歩き方や動作パターンが変化し、反対側の膝や腰、股関節に負担がかかり、新たな痛みや障害を引き起こすリスクも高まります。炎症が長期間続くことで周辺組織の癒着や筋肉の萎縮が進行し、膝関節の可動域制限や筋力低下が生じるおそれもあります。

最悪の場合、変形性膝関節症の進行を早め、将来的に人工関節置換術が必要になる可能性もあります。

鵞足炎の原因

鵞足炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

鵞足炎の原因として次のものが挙げられます。

この複数の原因が引き金となり、鵞足部への過度な摩擦や牽引力が発生し炎症が生じます。

それは人によって違い、単に患部を冷やしたり安静にするだけでは、全ての問題は取り切れません。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。鵞足炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

鵞足炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・運動制限

長期間の安静により筋力低下や関節の拘縮が生じる可能性があり、活動再開時に再発のリスクが高まります。スポーツ選手にとっては競技レベルの維持が困難になります。

薬物療法

根本的な原因の解決にはならず、薬の効果が切れると症状が再発することが多く、長期使用による胃腸障害などの副作用のリスクがあります。

アイシング療法

一時的な症状緩和に留まり、根本的な筋肉のバランス改善には効果が限定的で、継続的な実施が必要になります。

鵞足炎を改善するために

当院では鵞足炎の根本的な原因を特定し、症状の改善を目指します。

まず詳細な問診と検査により、なぜ鵞足部に負担がかかっているのかを明らかにします。多くの場合、鵞足炎は膝だけの問題ではありません。

骨盤の歪みや股関節の可動域制限、足首の動きの問題など、全身のバランスの崩れが膝の内側に負担をかけている可能性があります。

当院独自の検査により、これらの根本原因を特定し、一人一人に最適な施術計画を立てます。単に痛みを取るだけでなく、再発防止まで見据えた治療を行います。

当院の特徴

米国認定カイロプラクターである院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

鵞足炎と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。膝関節の可動域検査、太ももの筋肉の柔軟性、骨盤と股関節をチェックしたうえで改善を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で鵞足炎が改善する理由

鵞足炎の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。膝や股関節の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は膝や股関節から神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。鵞足炎は神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください

鵞足炎のQ＆A

鵞足炎は自然に治りますか？

軽度の鵞足炎であれば適切な安静により自然治癒する場合もありますが、根本的な原因である筋肉のバランスや関節の動きの問題を解決しなければ再発しやすく、慢性化するリスクが高いため、専門的な治療を受けることをお勧めします。

鵞足炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してスポーツを続けることや、急激な運動強度の増加は避けるべきです。また、患部を温めすぎることや、自己流のマッサージで強く押すことも炎症を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

鵞足炎と変形性膝関節症の違いは何ですか？

鵞足炎は膝の内側の特定の部位（鵞足部）の炎症であり、変形性膝関節症は膝関節全体の軟骨摩耗による疾患です。ただし、変形性膝関節症患者の約20％に鵞足炎が合併するため、両者は関連性があります。

どのくらいの期間で完治しますか？

症状の程度や個人差により異なりますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いです。ただし、根本的な原因の改善には時間がかかるため、再発防止のためには継続的なケアが重要です。

再発を防ぐにはどうすればいいですか？

ハムストリングスの柔軟性を保つストレッチや、膝周囲の筋力バランスを整える運動を継続することが重要です。また、運動前後のウォーミングアップとクールダウンを徹底し、適切な運動強度を維持することが再発防止につながります。

手術が必要になることはありますか？

鵞足炎自体で手術が必要になることは非常に稀ですが、保存的治療で改善しない重症例や、変形性膝関節症が進行している場合には外科的治療が検討されることもあります。多くの場合は保存的治療で改善可能です。

整形外科と整体、どちらに行くべきですか？

まずは整形外科で正確な診断を受けることが重要です。その上で、根本的な原因である筋肉のバランスや関節の動きの改善については、カイロプラクティックなどの手技療法が効果的な場合があります。

痛み止めを飲み続けても大丈夫ですか？

痛み止めは症状の緩和には有効ですが、根本的な治療にはならず、長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあります。一時的な使用に留め、根本的な原因の改善を目指すことが重要です。

スポーツはいつから再開できますか？

痛みが軽減し、日常生活動作に支障がなくなってから段階的に運動強度を上げていくことが重要です。完全に症状が改善する前の無理な復帰は再発のリスクを高めるため、専門家の指導のもとで慎重に進めることをお勧めします。

鵞足炎になりやすい人の特徴は？

ランニングやサッカーなど膝の屈伸を繰り返すスポーツをする人、ハムストリングスが硬い人、膝周囲の筋力バランスが悪い人、変形性膝関節症を患っている高齢者や女性に多く見られる傾向があります。

鵞足炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと鵞足炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

鵞足炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。