股関節痛

股関節痛とは

股関節痛とは、脚の付け根にある股関節周辺に生じる痛みのことです。股関節は大腿骨の骨頭と、それを覆う寛骨臼によって形成される球関節で、人体の中でも大きく動く関節の一つです。この部位の痛みは、関節を構成する骨や軟骨の不具合、周囲の筋肉や靭帯の炎症などによって引き起こされます。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、股関節痛を含む関節痛は、65歳以上の女性では不調の自覚症状の中で2位、男性では4位に入るほど一般的な症状です。特に女性は男性に比べて約1.6倍も多く関節痛を訴えています。

変形性股関節症の有病率は人口の1.0～4.3％と推定され、日本全体では約120万～510万人が罹患していると考えられています。特に女性に多く、患者の約9割を女性が占めるという報告もあります。

股関節痛を放置すると、筋肉や関節の機能が低下し、痛みがさらに強くなります。歩行が困難になり、日常生活に大きな支障をきたすようになるでしょう。股関節をかばうことで腰や膝など他の部位に負担がかかり、二次的な痛みが発生することも珍しくありません。

可動域が制限され、靴下の着脱や爪切りなどの日常生活動作が困難になります。夜間も痛みで眠れなくなり、睡眠の質が低下することで日中の仕事や家事、育児にも影響が出てきます。活動量が減少し、筋力低下や体重増加を招き悪循環に陥ることも。

最悪の場合、歩行不能となり手術が必要になることもあります。股関節痛は早期に適切な対処をすることで、症状の進行を食い止めることができます。痛みを我慢せず、まずは当院へご相談ください。

股関節痛の原因

開院以来、当院には股関節痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査や施術実績から断言できるのは、股関節痛の原因はひとつではないということです。

交通事故や外傷などがなければ、生活習慣の積み重ねなどいくつもの要因が複雑に絡み合っているということです。

股関節痛の原因として次のものが挙げられます。

股関節痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

変形性股関節症は関節を構成する骨や関節軟骨に不具合が生じ、クッションの役割をする軟骨が減少したり骨が変形したりする疾患です。寛骨臼形成不全は日本人、特に女性に多い先天的な要因で、若いうちは筋力でカバーできますが、加齢とともに痛みが出やすくなります。

これらの原因が引き金となり、股関節の可動域減少や周囲の筋肉・筋膜の緊張などが発生し、痛みが生じます。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。股関節痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

股関節痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的に痛みを和らげるだけで根本的な解決にはなりません。長期使用による副作用のリスクもあります。

歩行補助具

効果を得るには継続が必要で、適切な使用方法を見極めるのが難しく、誤った使い方や運動は症状を悪化させる可能性があります。

手術療法

侵襲的な処置であり、回復に時間がかかります。また、人工関節は経年劣化するため若年者では再置換手術が必要になる可能性があります。

股関節痛を改善するために

まずはあなたの股関節痛の原因を徹底した検査により明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めても改善は見込めません。

当院は、１０万人以上の施術実績から積み上げた独自の検査で、股関節痛の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

２０年以上の臨床経験を持つカイロプラクターである院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

整形外科とは違う視点で股関節痛と大きく関わっている箇所を詳細に検査します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で股関節痛が改善する理由

股関節痛の改善には、原因を正確に把握することが何よりも重要です。

当院では、股関節だけでなく全身のバランスを詳細に検査し、痛みの根本原因を特定します。多くの場合、股関節痛は骨盤の歪みや脚の長さの左右差、筋力バランスの崩れなどが複合的に影響しています。

まずは骨盤を正しい位置に整え、左右の脚にバランスよく体重がかかるようにすることが大切です。これにより、股関節への負担が軽減され、痛みの緩和につながります。また、股関節周囲の筋肉の緊張を和らげ、関節の可動域を改善することで、動きやすさを取り戻していきます。

日常生活での姿勢や動作の改善も欠かせません。長時間同じ姿勢でいることを避け、定期的に体を動かすことで血行を促進します。適切な運動指導により、股関節を支える筋肉を強化し、再発予防にも努めます。

股関節痛のQ＆A

股関節痛は自然に治りますか？

股関節痛の原因によりますが、変形性股関節症など多くの場合は自然治癒は期待できません。早期に適切な対処をすることで、症状の進行を遅らせることが重要です。放置すると確実に症状が悪化する傾向にあります。

股関節痛の人がやってはいけないことは？

深いしゃがみ込み、急激なひねり動作、和式の生活様式（正座やあぐら）、高強度の運動（ジャンプや急な方向転換）、重量物の持ち上げや長時間の立ち仕事は避けるべきです。これらは股関節に過度な負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。

股関節痛と腰痛の関係はありますか？

股関節痛があると、痛みをかばうために姿勢が崩れ、腰に負担がかかって腰痛を引き起こすことがあります。逆に腰の問題が股関節痛の原因になることもあり、両者は密接に関連しています。

ストレートネックと診断されました。施術可能ですか？

可能です。首のカーブの最大の役割は頭との重さとその3倍の重力を分散させることです。ストレートネックの場合は首と背中の変わり目である肩甲骨の上に負担がかかります。首と肩甲骨上のチェックが必要です。

変形性股関節症は完治しますか？

完治は難しいかもしれませんが、日常生活を問題無く過ごせるくらいの回復は見込めます。しかし変形の程度にもよりますので、気になる方は一度当院の検査を受けてはいかがでしょう。

睡眠時の姿勢は股関節痛に影響しますか？

はい、特に変形性股関節症の方は睡眠姿勢が痛みに影響します。仰向けで足をまっすぐに伸ばすと股関節の内圧が上昇し痛みが出ることがあります。股関節を軽く曲げた姿勢や、抱き枕を使用した横向き寝がおすすめです。

股関節痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと股関節痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

股関節痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽に当院までご連絡ください。