上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）

上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）とは

上腕骨内側上顆炎は、肘の内側にある骨の出っ張り（上腕骨内側上顆）とその周辺に痛みが生じる状態です。手首を曲げたり指を握ったりする筋肉が肘の内側に付着する部分で炎症や変性が起こることで発症します。ゴルフのスイング動作で痛みを感じることから「ゴルフ肘」とも呼ばれています。

この症状は、40〜60歳代に多く見られ、男女を問わず発症します。特に手を酷使する職業の方やスポーツ愛好家に多い症状です。利き腕に発症することが多く、全体の75%は利き腕での発症と言われています。

上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）の特徴

痛みは徐々に進行することが多く、初期は動作時のみの痛みですが、進行すると安静時にも痛みを感じるようになります。握力の低下や手の動きの制限も起こりやすく、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

手首を曲げる動作や肘を使う動作を繰り返すことで、筋肉付着部に微細な損傷が蓄積し、慢性的な痛みへと進行していきます。

上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）でお悩みなら当院までご相談ください。

上腕骨内側上顆炎を放置すると、症状は徐々に悪化していきます。初期は動作時のみの痛みでも、次第に安静時にも痛みを感じるようになり、慢性的な痛みへと進行します。肘の可動域が制限され、日常生活の基本的な動作さえ困難になることもあります。筋力の低下も進み、軽い物を持つだけでも強い痛みが生じるようになります。これにより、仕事の効率が落ちたり、趣味のゴルフやDIY作業ができなくなったりと、生活の質が著しく低下します。

上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）の原因

上腕骨内側上顆炎は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。ゴルフのスイングやテニスのフォアハンド、物を引っ張る作業など、手首を曲げる動作や肘を使う動作を繰り返すことで、筋肉付着部に微細な損傷が蓄積します。年齢とともに筋肉や腱の柔軟性が失われ、繰り返しの刺激に弱くなることも原因の一つです。

上腕骨内側上顆炎の原因として次のものが挙げられます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳細な検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。上腕骨内側上顆炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

上腕骨内側上顆炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静と活動制限

長期間の安静は筋力低下を招き、復帰後の再発リスクを高める可能性があります。また、仕事や日常生活に大きな支障をきたします。根本的な解決にはならず、一時的な対処法にとどまることが多いのが現状です。

薬物療法

消炎鎮痛剤の長期使用は胃腸障害などの副作用リスクがあり、根本的な解決にはなりません。痛みを一時的に抑えるだけで、原因となる筋肉の緊張や動作パターンの改善には至らないことが多いです。

ステロイド注射

一時的な効果はありますが、頻回の注射は腱の変性を促進する可能性があります。また、注射部位の痛みや感染リスクもあり、根本的な改善には限界があります。

上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）を改善するために

上腕骨内側上顆炎の改善には、単に痛みを抑えるだけでなく、根本的な原因にアプローチすることが重要です。当院では、症状の原因を詳細に検査し、一人ひとりに合わせた施術計画を立てています。

まず、肘の痛みの原因となっている姿勢や動作のパターンを特定します。多くの場合、肘だけでなく肩や手首、さらには背骨や骨盤のアライメントも関係しています。全身のバランスを整えることで、肘への過度な負担を軽減します。

肘の痛みと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。肘関節の可動域検査、前腕筋群の緊張状態、肩甲骨の動きをチェックしたうえで改善を目指します。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）が改善する理由

上腕骨内側上顆炎の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。肘や前腕の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は肘から手首にかけて神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。上腕骨内側上顆炎は神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください

上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）のQ＆A

上腕骨内側上顆炎は自然に治りますか？

適切な休息と対処を行えば、多くの場合6週間〜3ヶ月程度で症状は改善します。しかし「自然に」というのは誤解を招きます。原因となる動作を続ければ慢性化し、治りにくくなります。早期の適切なケアと原因となる動作の修正が重要です。

ゴルフ肘の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してスポーツを続けること、重い物を持ち上げる動作、手首を強く曲げる作業は避けるべきです。また、冷やすべき急性期に温めることや、適切なストレッチなしでの急な運動再開も悪化の原因になります。

テニス肘とゴルフ肘の違いは何ですか？

テニス肘は肘の外側（上腕骨外側上顆）に痛みが生じ、手首を反らす筋肉が関係します。一方、ゴルフ肘は肘の内側（上腕骨内側上顆）に痛みが生じ、手首を曲げる筋肉が関係します。治療アプローチは似ていますが、アプローチする筋肉群が異なります。

上腕骨内側上顆炎の治療期間はどのくらいですか？

個人差がありますが、軽症であれば6週間程度、中等度から重症の場合は3ヶ月以上かかることもあります。適切な治療と生活習慣の改善を継続することが回復への鍵です。慢性化すると治療期間が長期化する傾向があります。

サポーターは効果がありますか？

適切なサポーターは効果的です。特に内側に凸があるタイプのエルボーバンドが推奨されます。これにより筋肉の付着部への負担を軽減できますが、サポーターに依存せず、根本的な筋力強化やストレッチも並行して行うことが大切です。

どのような運動が効果的ですか？

前腕の屈筋群のストレッチが最も重要です。四つ這いになり手のひらを床につけて体重をかける方法や、手首を反対の手で引っ張るストレッチが効果的です。また、徐々に負荷を上げていく握力トレーニングも回復期には有効です。

上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと上腕骨内側上顆炎（ゴルフ肘）は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

上腕骨内側上顆炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。