頚肩腕症候群

頚肩腕症候群とは

頚肩腕症候群は、首（頚）・肩・腕にかけて痛みやしびれ、こり、だるさなどの不快な症状が現れる状態の総称です。単なる肩こりとは異なり、首から腕にかけて広範囲に症状が出るのが特徴です。

特に長時間同じ姿勢を続けるデスクワークやスマートフォン操作をされる方に多く見られます。現代社会においてIT業界や事務職など、パソコン作業を長時間行う職種の方々に増加傾向にあります。症状は徐々に進行することが多く、初期は単なる疲れや肩こりと勘違いされがちです。しかし放置すると日常生活に大きな支障をきたすようになるため、早期の対処が重要です。

頚肩腕症候群の特徴

特徴としては女性の割合が高く、男性の2倍になると推定されています。姿勢やデスクワーク作業の関連性は男女共通ですが、女性は筋肉量が少なく、骨格や巻き肩等により発症が多いためです。

4人中3人が首こりや肩こりを日常的に感じているというデータもあります。2010年代と比較して肩こりの有症率は毎年増加しています。

頚肩腕症候群でお悩みなら当院までご相談ください。

頚肩腕症候群を放置すると、症状は徐々に悪化していきます。初期は一時的な痛みやしびれだったものが、慢性化して日常生活に大きな支障をきたすようになります。痛みやしびれが強くなり、腕を上げる動作や物を持ち上げる動作が困難になることもあります。指先の感覚異常により、キーボード操作やスマホの操作など細かい作業の精度が低下し、仕事のパフォーマンスに影響が出ることも少なくありません。夜間の痛みやしびれで睡眠の質が低下し、慢性的な疲労感や集中力低下を招くこともあります。さらに自律神経の乱れから頭痛やめまい、吐き気などの症状が出現することもあるのです。

頚肩腕症候群の原因

頚肩腕症候群の原因は複雑で、複数の要因が絡み合って引き起こされます。長時間のデスクワークやスマートフォン操作による前かがみの姿勢が、首の自然なカーブを失わせ「ストレートネック」を引き起こします。これにより首の筋肉や神経に過度な負担がかかります。

頚肩腕症候群の原因として次のものが挙げられます。

同じ姿勢を長時間続けることで、首や肩の筋肉が緊張し、血行不良を起こします。頚椎の問題や筋肉の緊張により、腕神経叢という腕の神経が圧迫されることで、腕や手指のしびれや痛みが生じます。また精神的なストレスは筋肉の緊張を高め、症状を悪化させる要因となります。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。頚肩腕症候群でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

頚肩腕症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

副作用のリスクがあり、長期使用による依存性や効果の減弱が懸念されます。また、根本的な原因を解決するわけではないため、薬の効果が切れると症状が再発することが多いです。

物理療法

効果には個人差があり、一時的な緩和にとどまることが多いです。また、施設に通う必要があるため、時間と費用がかかります。

運動療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。また、適切な指導がなければ、誤った方法で行うことで症状を悪化させるリスクもあります。

頚肩腕症候群を改善するために

頚肩腕症候群の改善には、症状の原因を特定し、それに対する適切なアプローチが必要です。当院では、独自の検査法により症状の根本原因を明らかにします。まず姿勢分析を行い、首や肩の位置関係を確認します。前かがみの姿勢やストレートネックなど、不良姿勢が見られる場合には、それを改善するための施術を行います。

筋肉の緊張や血行不良が原因の場合には、特殊な手技により筋肉の緊張を緩和し、血行を促進します。神経の圧迫が原因の場合には、神経の通り道を確保するための施術を行います。また頚椎の問題がある場合には、カイロプラクティックの技術を用いて椎骨の位置関係を整えます。これにより神経への圧迫を解消し、症状の改善を図ります。

頚肩腕症候群と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首のカーブの形状、首全体の可動域検査、背中上部と肩甲骨をチェックしたうえで改善を目指します。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で頚肩腕症候群が改善する理由

頚肩腕症候群の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。首や背中の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は首や背中から神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。頚肩腕症候群は神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください

頚肩腕症候群のQ＆A

頚肩腕症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は姿勢の改善や適切なストレッチで症状が緩和することもありますが、多くの場合は適切な対処をしないと慢性化・悪化する傾向があります。早期の専門的なケアが重要です。

頚肩腕症候群の人がやってはいけないことは？

長時間同じ姿勢を続けること、重い荷物を片方の肩や腕だけで持つこと、首に負担がかかる姿勢での睡眠、症状を無視して無理に活動を続けることなどは避けるべきです。

デスクワークは続けられますか？

適切な姿勢の維持、定期的な休憩と簡単なストレッチ、エルゴノミクスに配慮した作業環境の整備を行えば、多くの場合デスクワークの継続は可能です。

頚肩腕症候群と肩こりの違いは？

肩こりは主に肩周辺の筋肉の疲労や緊張による症状ですが、頚肩腕症候群は首から肩、腕にかけての広範囲な痛みやしびれを伴い、神経症状を含むことが多い点が異なります。

どんな運動が効果的ですか？

首や肩の筋肉をゆっくりと伸ばすストレッチ、姿勢を改善する体幹トレーニング、血行を促進する有酸素運動などが効果的です。ただし、痛みを悪化させない範囲で行うことが重要です。

頚肩腕症候群に効くセルフケアはありますか？

肩甲骨や肩を定期的に動かすことです。1回あたりの数秒のストレッチ、1時間に1度は立ち歩くことも必要です。下を向かない姿勢を意識しましょう。

頚肩腕症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと頚肩腕症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

頚肩腕症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。