脊柱側弯症

脊柱側弯症とは

脊柱側弯症とは、背骨が正面から見て左右に曲がり、同時にねじれを伴う状態のことです。正常な背骨は正面から見ると真っ直ぐですが、側弯症では背骨がS字やC字のように曲がってしまいます。単純に横に曲がるだけでなく、椎骨がねじれることで立体的な変形が生じるのが特徴です。

肩の高さの違いや背中の片側の盛り上がりなどの外見上の変化が現れます。日本における脊柱側弯症の有病率は、学校健診のデータによると約2-3%とされています。特に思春期の女子に多く見られ、男女比は約1:7-8と女性に圧倒的に多い疾患です。全国で推定約100万人程度の患者がいると考えられています。

脊柱側弯症の特徴

特徴としては女性の割合が高く、男性の約7-8倍になると推定されています。思春期の成長期に進行しやすく、外見上の変化による心理的な負担も大きな問題となります。

学校健診で毎年約1万人の児童生徒が側弯症として医療機関での精密検査が必要と判定されています。早期発見・早期治療が重要です。

脊柱側弯症でお悩みなら当院までご相談ください。

軽度の脊柱側弯症を放置した場合、成長期には進行する可能性があり、外見上の変化がより顕著になってしまいます。中等度以上に進行すると、慢性的な背中や腰の痛みが生じ、日常生活に支障をきたすようになります。重度になると胸郭の変形により肺活量が減少し、呼吸困難や心肺機能の低下を引き起こす可能性があります。最悪の場合、脊髄が圧迫されて神経麻痺や歩行困難、排尿・排便障害などの重篤な神経症状が現れることもあります。また、外見上の変化による心理的な負担も深刻な問題となります。

脊柱側弯症の原因

脊柱側弯症の原因として次のものが挙げられます。

脊柱側弯症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。この複数の原因が引き金となり、背骨の配列異常や周囲の筋肉・筋膜の緊張などが発生し、側弯症が発症します。それは人によって違い、単に背骨を矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。脊柱側弯症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

脊柱側弯症への対応として、次のようなものが一般的です。

経過観察

進行を防ぐ積極的な治療ではないため、変形が進行してしまう可能性があります。

装具療法

大きく硬いコルセットを長期間装着する必要があり、日常生活に制限が生じます。完全な矯正は困難で、装着を中止すると再び進行する可能性があります。

手術療法

全身麻酔下での大きな手術となり、感染や神経損傷などの合併症のリスクがあります。術後も長期間の安静が必要で、社会復帰まで時間がかかります。

脊柱側弯症を改善するために

当院では脊柱側弯症の根本的な改善を目指し、独自のアプローチで施術を行っています。まず詳細な検査により、なぜ側弯症が発症したのか、現在どのような状態にあるのかを正確に把握します。背骨の配列だけでなく、骨盤の歪みや筋肉のバランス、神経の働きまで総合的に評価することで、一人一人に最適な施術計画を立てていきます。

カイロプラクティックの手技により背骨の動きを改善し、周囲の筋肉の緊張を緩和していきます。同時に正しい姿勢を維持するための筋力強化や生活習慣の改善指導も行い、症状の進行防止と改善を図ります。

脊柱側弯症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。背骨の配列の形状、全体の可動域検査、骨盤と筋肉のバランスをチェックしたうえで改善を目指します。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

装具を使用されている方や手術を避けたい方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で脊柱側弯症が改善する理由

脊柱側弯症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。背骨や骨盤の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は背骨から神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。脊柱側弯症は神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください

脊柱側弯症のQ＆A

脊柱側弯症は自然に治りますか？

特発性側弯症は自然治癒することはありません。成長期には進行する可能性があるため、適切な治療と経過観察が必要です。早期発見・早期治療により進行を抑制し、症状の改善を図ることが重要になります。

脊柱側弯症の人がやってはいけないことは？

極端に重いものを持つことや、片側に偏った動作を避けることが大切です。ただし、適度な運動は推奨されており、むしろ筋力維持のために必要です。正しい指導のもとで行うことが重要です。

側弯症は遺伝しますか？

家族内発症が見られることがあり、遺伝的要因の関与が示唆されていますが、必ずしも遺伝するわけではありません。環境要因や生活習慣も発症に関与すると考えられています。

どの程度の角度になったら手術が必要ですか？

一般的にコブ角が40-50度以上で手術が検討されますが、年齢や症状、進行速度なども考慮して総合的に判断されます。当院では手術を避けるための保存的治療に力を入れています。

側弯症があっても運動はできますか？

軽度から中等度の側弯症であれば、ほとんどのスポーツが可能です。むしろ適度な運動は筋力維持に有効とされています。ただし、正しいフォームで行うことが重要です。

妊娠・出産に影響はありますか？

軽度から中等度の側弯症では妊娠・出産に大きな影響はありません。重度の場合でも適切な管理により安全な出産が可能です。妊娠前に体の状態を整えておくことが大切です。

脊柱側弯症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと脊柱側弯症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

脊柱側弯症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。