テニス肘

テニス肘とは

テニス肘とは、正式には上腕骨外側上顆炎と呼ばれる疾患で、肘の外側から前腕にかけて痛みが生じる症状です。手首を反らせたり、物をつかんで持ち上げたりする動作で肘の外側に痛みが現れるのが特徴です。

テニスプレーヤーに多く見られることからこの名前が付けられました。しかし実際にはスポーツ以外の日常動作が原因で発症することも多い疾患です。厚生労働省の平成29年度患者調査によると、テニス肘の総患者数は約19,000人と推定されています。

特に30～50代以降の発症が多く、中でも家事で腕を使う動作が多い中高年の主婦の方に多く見られる傾向があります。全人口の1～3％がテニス肘の有病率とされており、日常診療で高頻度に遭遇する疾患として位置づけられています。

テニス肘でお悩みなら当院までご相談ください。

テニス肘を放置すると、最初は軽い痛みだったものが徐々に悪化していきます。安静時でも肘にジンジンとした痛みが続くようになり、日常生活に大きな支障をきたすようになります。症状が進行すると、コップを持つことさえ困難になってしまいます。

慢性化すると難治性テニス肘となり、保存治療では改善せず手術が必要になる可能性もあります。また、痛みをかばうことで他の部位に負担がかかります。肩や首の痛みなど二次的な問題を引き起こすリスクも高まります。早期の適切な対応が、症状の悪化を防ぐ重要なポイントとなります。

テニス肘の原因

テニス肘の原因として次のものが挙げられます。

テニス肘はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。週3回以上のテニスや反復的な手首の動作により、肘の腱に慢性的な疲労が蓄積し炎症が起こります。30～50代以降になると腕の筋力が低下し、肘の腱の強度も落ちることで発症しやすくなります。

この複数の原因が引き金となり、前腕伸筋群の腱付着部での炎症や微細損傷が発生し、テニス肘が発症します。それは人によって違い、単に炎症を抑えたり安静にするだけでは、全ての問題は取り切れません。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。テニス肘でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

テニス肘への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・活動制限

日常生活で手を完全に安静にすることは困難で、症状が長期化する可能性があります。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬をやめると症状が再発することがあります。

テニス肘バンド

装着感に慣れが必要で、根本的な解決にはならず依存的になる可能性があります。

ステロイド局所注射

多数回の注射は症状を慢性化・難治化させる危険性があり、最大3回までの制限があります。

理学療法・リハビリテーション

継続的な通院と自己管理が必要で、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。

手術療法

侵襲的な治療で合併症のリスクがあり、術後のリハビリテーションが必要です。

テニス肘を改善するために

当院では、テニス肘の根本原因を特定するために独自の検査システムを採用しています。3種類30項目に及ぶ詳細な検査により、なぜテニス肘が発症したのかを明確にします。

痛みの出ている肘だけでなく、全身のバランスや姿勢、動作パターンまで総合的に評価します。多くの場合、肘の痛みは体幹や肩甲骨の動きの問題から生じているからです。

検査結果に基づいて、一人一人に最適な施術計画を立案します。カイロプラクティックの手技により、関節の動きを正常化し、筋肉の緊張を緩和します。同時に、正しい動作パターンの習得もサポートしていきます。

当院の特徴

米国認定カイロプラクターである院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

テニス肘と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。肘関節の可動域検査、前腕の筋肉の状態、肩甲骨の動きをチェックしたうえで改善を目指します。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院でテニス肘が改善する理由

テニス肘の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。肘や前腕の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は肘から手首にかけて神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。テニス肘は神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください

テニス肘のQ＆A

テニス肘は自然に治りますか？

軽症の場合は80％の方が1年以内に自然治癒するとされていますが、日常で手を使わずに過ごすことは困難なため、適切な治療により早期改善を目指すことが重要です。

テニス肘の人がやってはいけないことは？

強い握り動作、重いものを持つ動作、手首を反らせる動作は避けるべきです。特に痛みを我慢して無理に動かし続けることは症状を悪化させる原因となります。

テニス肘と野球肘の違いは何ですか？

テニス肘は肘の外側の痛みですが、野球肘は主に肘の内側に痛みが生じます。発症メカニズムや治療法も異なるため、正確な診断が必要です。

テニス肘は完治しますか？

適切な治療により完治は可能です。ただし慢性化した場合は治療期間が長くなることがあるため、早期の対応が重要となります。

テニス肘の痛みはどのくらい続きますか？

個人差がありますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いです。放置すると慢性化し年単位で症状が続く場合もあります。

テニス肘になったらテニスはやめるべきですか？

完全に中止する必要はありませんが、症状が改善するまでは休止し、復帰時は段階的に負荷を増やしていくことが大切です。

テニス肘に効果的なストレッチはありますか？

前腕の伸筋群のストレッチが効果的ですが、痛みがある急性期は避け、症状が落ち着いてから適切な方法で行うことが重要です。

テニス肘は両肘同時に発症しますか？

可能性はありますが、多くは利き手側の発症が多く、両側同時の発症は比較的稀です。片側をかばうことで反対側に負担がかかることもあります。

テニス肘の再発を防ぐ方法はありますか？

適切なフォームの習得、段階的な負荷増加、十分なウォーミングアップとクールダウン、筋力バランスの改善が再発防止に重要です。

テニス肘と腱鞘炎の違いは何ですか？

テニス肘は肘の腱付着部の炎症ですが、腱鞘炎は腱を包む鞘の炎症で、発症部位や症状の現れ方が異なります。

テニス肘で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックとテニス肘は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

テニス肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。