
院長:佐藤お気軽にご相談ください!
歩くたびに足の親指が痛くて、靴を履くのも辛いと感じていませんか。布団が足に触れただけで痛みが走ったり、朝起きた時の一歩目が怖くなったりしていませんか。そんな辛い症状に悩まされている方は、もしかすると巻き爪かもしれません。
痛みが強くなると、仕事や家事に集中できなくなってしまいますよね。でも病院に行く時間がなかったり、何科を受診すればいいのか分からなかったりして、つい我慢してしまっている方も多いのではないでしょうか。
今回は巻き爪で痛みを感じている方に向けて、今すぐ自宅でできる応急処置の方法から、病院を受診すべきタイミング、そして根本的な改善方法までお伝えしていきます。


20年以上の臨床経験から、巻き爪で悩む方を数多く見てきました。痛みを我慢せず、まずは適切な対処法を知ることが大切です
巻き爪とは、爪の端が内側に曲がってしまい、その曲がった爪が周りの皮膚に食い込んでしまう状態のことを指します。特に足の親指に起こりやすく、放置すると爪の周りが赤く腫れたり、膿んでしまったりすることもあるのです。
爪が皮膚に食い込むと、その部分に強い圧力がかかります。この圧力が神経を刺激するため、歩く時や靴を履く時に激しい痛みを感じてしまうのです。さらに傷ついた皮膚から細菌が入り込むと、炎症を起こして爪周囲炎という状態になることもあります。
実は日本人の約3割が軽度以上の爪の湾曲を抱えているというデータもあります。そしてその中の3人に1人は痛みを感じているにもかかわらず、何も対処をしていないという現状があるのです。多くの方が我慢してしまっているということですね。
では、巻き爪で痛みを感じている時に、自宅でできる応急処置をお伝えします。ただしこれらはあくまでも一時的に痛みを和らげる方法であり、根本的な解決にはならないことを理解しておいてください。
まず試していただきたいのが、ぬるま湯での足浴です。38度から40度くらいのぬるめのお湯に足を10分ほど浸けることで、爪の周りの組織が柔らかくなり、一時的に痛みが和らぐことがあります。お湯に塩を少量入れると、消毒効果も期待できます。
足浴で爪と皮膚が柔らかくなったら、清潔なコットンを小さく丸めて、爪と皮膚の間に優しく挟み込む方法があります。これをコットンパッキング法といいます。爪が皮膚に直接当たらなくなるため、痛みが軽減されることがあるのです。
ただし無理に押し込むと、かえって痛みが増したり、傷を作ってしまったりする可能性があります。痛みを感じる場合は無理をせず、専門家に相談することをお勧めします。
市販の医療用テープを使って、爪の周りの皮膚を優しく引っ張るように固定する方法もあります。これにより爪と皮膚の間に隙間ができて、食い込みによる痛みが軽減されることがあるのです。
痛みが強い時は、つま先に余裕のある柔らかい靴を選ぶか、できるだけ裸足で過ごすことも大切です。圧迫を避けることで、炎症の悪化を防ぐことができます。仕事でどうしても靴を履かなければいけない場合は、休憩時間に靴を脱いで足を休めるようにしましょう。
応急処置をしても痛みが改善しない場合や、次のような症状が見られる時は、できるだけ早く専門家に相談することをお勧めします。
特に爪の周りが赤く腫れて膿が出ている場合は、細菌感染を起こしている可能性が高いため、早めの受診が必要です。感染が広がると、さらに痛みが増したり、治療に時間がかかったりしてしまいます。
巻き爪の相談は、基本的には皮膚科で診てもらうことができます。整形外科や形成外科でも対応している場合がありますので、事前に電話で確認してから受診すると安心です。また専門的な巻き爪矯正を行っている治療院もあります。
病院での治療方法としては、専門的な技術で爪を適切に切る保存的治療や、重症の場合は爪の一部を切除する手術、そして感染がある場合は抗生物質の処方などが行われます。ただし手術となると、痛みや見た目が気になるという方も多いのではないでしょうか。
巻き爪は、実は日常生活の中の様々な要因が積み重なって起こることが多いのです。原因を知ることで、予防や再発防止にも繋がります。
最も多い原因の一つが、間違った爪の切り方です。爪を深く切りすぎたり、端を斜めに丸く切ってしまったりすると、爪が伸びる時に皮膚に食い込みやすくなってしまいます。正しくは爪の白い部分を1ミリ程度残して、まっすぐ横に切るスクエアカットが理想です。
サイズの合わない靴、特につま先が細くなっているデザインの靴や、ヒールの高い靴を長時間履き続けることも大きな原因となります。足の指が圧迫されることで、爪が変形しやすくなってしまうのです。
立ち仕事をされている方や、営業で歩き回ることの多い方は、特に靴選びに注意が必要ですね。つま先に1センチから1.5センチ程度の余裕がある靴を選び、かかとがしっかり固定されるものを選ぶことが大切です。
実は巻き爪の大きな原因の一つに、姿勢の問題があります。多くの方が見落としがちなのですが、これは非常に重要なポイントなのです。
姿勢が悪くなると、骨盤が歪んでしまい、足への体重のかかり方が不均等になります。片方の足に負担が集中したり、逆に足の指に十分な荷重がかからなくなったりすることがあるのです。デスクワークが中心で座っている時間が長い方は、特にこの傾向が強くなります。
そもそも足の指というのは、日常的に適度な荷重がかかることによって、骨も強くなり爪も綺麗な形を維持することができています。荷重がかからないと、爪は本来の形を保てなくなり、内側に巻き込みやすくなってしまうのです。
これは爪だけの問題ではありません。足底のアーチも同じで、荷重がかかることでより強固な支持性を保つ構造になっています。足のアーチが崩れると、さらに爪への負担が増えてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
運動不足も巻き爪の大きな原因となります。歩く機会が少ないと、足の指に適度な圧力がかからず、爪が正常な形を保てなくなってしまいます。リモートワークが増えて外出の機会が減った方の中には、巻き爪が悪化したという方も少なくないのです。
私自身、毎朝2時間以上の歩行を日課にしていますが、適度に歩くことが足の健康にとってどれほど重要か、身をもって実感しています。歩くことで足の指に自然な荷重がかかり、爪も骨も健康な状態を維持できるのです。
病院での手術は痛みを取り除くことはできますが、根本的な原因が解決されていなければ、また同じように巻き爪を繰り返してしまうことがあります。さらに手術となると、痛みや傷跡、見た目への不安もありますよね。
当院では、そういった不安を感じている方に向けて、切らない巻き爪矯正を行っています。クリップオンという施術方法で、多くの方に喜んでいただいているのです。
クリップオンは、特殊な装置を爪に装着することで、巻いてしまった爪を徐々に正常な形に戻していく矯正方法です。この方法には大きな特徴が3つあります。
まず一つ目は、切らない矯正だということです。爪の一部を切除する手術と違って、今ある爪を活かしながら形を整えていくため、体への負担が非常に少ないのです。
二つ目は、見た目が綺麗に仕上がるという点です。装置は目立ちにくく、施術後も普通に靴を履いて生活できます。特に女性の方からは、ネイルも楽しめると喜んでいただいています。
そして三つ目は、痛みがほとんどないということです。装着時に少し違和感を感じる程度で、手術のような激しい痛みはありません。施術後すぐに歩いて帰っていただけるのも、この方法の大きなメリットです。
ただしクリップオンで爪の形を整えるだけでは、根本的な解決にはなりません。なぜ巻き爪になってしまったのか、その原因である姿勢や歩き方も同時に改善していく必要があるのです。
当院では、現在の体の状態を詳しく検査することから始めます。最新の米国製姿勢分析ソフトを使った検査や、歩き方のチェック、足にかかる体重のバランスなど、30項目に及ぶ独自の検査で原因を特定していきます。
骨盤の歪みがある場合は、カイロプラクティックの施術で骨盤を整えることで、足への体重のかかり方が均等になります。すると自然と正しい歩き方ができるようになり、爪にかかる圧力も適切になっていくのです。
さらに足の指に適度な荷重がかかるようになることで、爪は本来の綺麗な形を維持しやすくなります。これこそが、自然治癒力を活かした根本的な改善方法なのです。
足のアーチが崩れている場合も、巻き爪の原因となることがあります。足のアーチとは、土踏まずを形成している部分のことで、体重を支えるクッションのような役割を果たしています。このアーチが崩れると、足の指に過剰な負担がかかったり、逆に十分な荷重がかからなくなったりしてしまうのです。
当院では足のアーチを整える施術も行っており、多くの方が数回の施術で痛みの軽減を実感されています。そして継続的に施術を受けることで、巻き爪になりにくい足の状態を作っていくことができるのです。
施術と並行して、日常生活での改善点もお伝えしています。正しい爪の切り方、適切な靴の選び方、そして自宅でできる簡単な運動などです。特に歩行については、ただ歩くだけでなく、正しい姿勢で歩くことの重要性もお話ししています。
頭寒足熱という状態が最も自律神経も整い、治癒力も高い状態となります。そのため当院では、生理冷却という考え方に基づき、氷を使用しての冷却もお勧めしています。これらの総合的なアプローチによって、体全体の自然治癒力を高めていくのです。
痛みを我慢して巻き爪を放置し続けると、様々な問題が起こる可能性があります。まず爪がさらに深く皮膚に食い込んでいき、痛みがどんどん強くなってしまいます。
痛みをかばって歩くようになると、歩き方が不自然になり、足の他の部分にタコやウオノメができたり、膝や腰にまで痛みが広がったりすることがあるのです。実際に当院に来られる患者さんの中にも、巻き爪の痛みをかばっているうちに膝や腰を痛めてしまったという方が少なくありません。
また痛みによって活動量が減ってしまうと、さらに足への荷重が不足して、巻き爪がますます悪化するという悪循環に陥ってしまいます。趣味のスポーツを楽しめなくなったり、外出することが億劫になったりしてしまうのはとても残念なことですよね。
巻き爪を予防するために、今日から始められることをいくつかお伝えします。まず爪を切る時は、深く切りすぎないように注意しましょう。爪の白い部分を1ミリ程度残して、まっすぐ横に切るスクエアカットを心がけてください。
靴選びでは、つま先に余裕があり、かかとがしっかり固定される靴を選ぶことが大切です。特に女性の方は、ヒールの高い靴を履く機会が多いかもしれませんが、日常的にはできるだけヒールの低い靴を選ぶようにしましょう。
そして最も大切なのが、意識的に歩く時間を作ることです。通勤時に一駅分歩いてみたり、休日に散歩をしたりするだけでも、足の健康維持に繋がります。適度な荷重がかかることで、爪が正常な形を保ちやすくなり、足底のアーチも強化されていくのです。
姿勢にも気をつけましょう。デスクワークの方は、1時間に一度は立ち上がって軽くストレッチをするなど、同じ姿勢を続けないようにすることも予防に繋がります。
私自身、若い頃に重度のアトピー性皮膚炎で苦しんでいた経験があります。ステロイドを使い続けても根本的な解決には至らず、試行錯誤の末に自然治癒力の大切さに気づきました。
人間の体には本来、自分で治す力が備わっています。しかし姿勢の歪みや運動不足、そして誤った知識によって、その治癒力が十分に発揮できなくなってしまうことがあるのです。当院では、この3つをそもそもの原因としています。
巻き爪も同じです。表面的な処置だけでは根本的な解決にはなりません。体全体のバランスを整えて、自然治癒力を高めることで、巻き爪になりにくい健康な体を作っていくことができます。
巻き爪の痛みは、日常生活に大きな支障をきたすものです。しかし適切な対処法を知り、根本的な原因に向き合うことで、必ず改善することができます。
今すぐできる応急処置で一時的に痛みを和らげながら、できるだけ早く専門家に相談することをお勧めします。そして単に痛みを取るだけでなく、なぜ巻き爪になってしまったのか、その原因を理解して改善していくことが大切なのです。
当院では、切らない痛みの少ないクリップオンによる巻き爪矯正と、姿勢や歩行パターンの改善を組み合わせた施術を行っています。20年以上の臨床経験を活かして、一人ひとりの症状に合わせた最適な治療をご提供します。
一度きりの人生、悔いのないよう歩んでいただきたい。そして困っている人に手を差し伸べることのできる社会にしたい。そんな想いで日々診療にあたっています。巻き爪でお悩みの方は、一人で悩まずにいつでもご相談ください。痛みのない健康な足を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

