3/31(火)14:30~、19:00~ご予約可能です。簡単WEB予約からどうぞ。

「歩くたびに親指が痛い」それ、巻き爪が原因かもしれません

本日の予約状況

足の親指が痛い原因は巻き爪かも?見分け方と今すぐできるセルフケア

靴を脱いだ瞬間、あるいは歩くたびに親指がズキッと痛む…そんな経験、最近増えていませんか?

「たいしたことないかな」と思いながら数週間、そのまま我慢し続けている方がとても多いのですが、実は足の親指に生じる痛みは、放置するほど改善が遠のいてしまうものが少なくありません。原因によってはセルフケアで十分対応できるものもありますが、専門的なケアが必要な状態もあります。

今日はその痛みがいったいどこからきているのか、自分でどうチェックすればいいのか、そして今すぐできることは何かを丁寧にお伝えしていきます。ぜひ最後まで読んでみてください。

院長:佐藤

親指の痛みは一種類ではありません。外反母趾と巻き爪が同時に起きているケースも多く、片方だけ対処していると改善が中途半端になることもあります。

目次

親指に痛みが出る原因はひとつではない

「足の親指が痛い」といっても、その原因は実にさまざまです。痛みの場所が付け根なのか、爪の横なのか、関節全体なのかによって、考えられる原因はまったく異なります。まずは「どんなときに、どこが痛むのか」を整理することが、正しい対処への第一歩になります。

外反母趾(がいはんぼし)

親指が人差し指側に曲がり、付け根の関節が外側に突出した状態です。立っているときや歩いているときに付け根が靴に当たってジンジンする、長時間の立ち仕事の後に痛みが強くなる、という症状が典型的です。女性に圧倒的に多く、幅の狭い靴やヒールの高い靴を長年履いてきた方に多く見られます。

強剛母趾(きょうごうぼし)

親指の付け根の関節が硬くなり、曲げ伸ばしの動きが制限される状態を強剛母趾といいます。つま先で地面を蹴り出す瞬間に鋭い痛みが走るのが特徴で、階段の上り下りや早歩きをするとよくわかります。中高年以降に多く、関節の老化変性が背景にある場合が多いです。

種子骨障害(しゅしこつしょうがい)

親指の付け根の裏側には、ゴマ粒ほどの小さな「種子骨」という骨が2つあります。この骨が炎症を起こしたり疲労骨折を起こしたりすると、地面を踏み込むたびに足裏の奥にズンとした痛みが出ます。立ち仕事が続いた後に発症することもあるので、「裏側が痛い」と感じる方は頭に入れておいてください。

巻き爪・陥入爪(まきつめ・かんにゅうそう)

巻き爪とは、爪の両端が内側に巻き込んで皮膚に食い込んでいく状態で、靴を履いたときや歩いたときに「ズキッ」とする鋭い痛みが特徴的です。爪の問題と気づかずに「歩くと痛い」「靴が当たる感じがする」という訴えで来院される方も多く、見落とされやすい原因のひとつです。悪化すると爪の横が赤く腫れ、膿を持つこともあります。

なぜ爪は巻いてしまうのか――「荷重」という視点

巻き爪の原因として「深爪」や「きつい靴」がよく挙げられますが、実はもうひとつ、多くの方が見落としている大切な視点があります。それが「荷重」という考え方です。ここで少し、爪そのものの性質についてお話しさせてください。

爪は、体重がしっかりかかることで組織が強くなり、美しい平らな形を維持できるようにできています。これは爪だけの話ではありません。膝や股関節、足のアーチなど、下半身全体に共通することです。

わかりやすい例を挙げましょう。生まれたばかりの赤ちゃんの足裏はほぼ平らで、土踏まずがありません。いわゆる偏平足の状態です。ところがハイハイから二足歩行へと移行し、自分の体重が足にしっかり乗り始めると、足底のアーチが自然と形成されていきます。荷重という刺激が、組織を育てるのです。

爪も同じです。指の先端にしっかり体重が乗ることで、爪は内側に巻き込もうとする力に抗い、平らな形を保つことができます。靴の中で指が浮いてしまっていたり、痛みをかばって親指に体重を乗せない歩き方が続いたりすると、爪への適切な刺激が失われ、巻き込む方向へと変形が進んでいきます。

つまり、巻き爪の根本には「正しく荷重されていない歩き方や姿勢」という問題が隠れていることが非常に多いのです。爪の形だけをケアしても、歩き方や体の使い方が変わらなければ再発を繰り返す理由が、ここにあります。当院が施術と並行して歩き方の指導を大切にしているのも、この考え方が土台にあるからです。

巻き爪が原因の痛みを見分けるポイント

巻き爪による痛みには、他の原因と見分けるためのいくつかの特徴があります。「どんな状況で痛むか」「どこが痛むか」をよく観察すると、自分でもある程度の判断ができます。以下のチェックポイントを参考にしてみてください。

こんな痛み方をしていませんか?

つま先が細くなった靴や、幅が窮屈な靴を履くと親指の横側がズキズキと痛む場合は、巻き爪のサインである可能性が高いです。また、お風呂で足を温めると痛みが和らぐ、爪の端の皮膚をそっと触れると痛む、という方も要注意です。

裸足で歩いているときはそれほど気にならないのに、靴を履いた途端に痛みが強くなる、というのも巻き爪特有の症状です。外反母趾や種子骨障害は裸足でも痛むことが多いので、ここで区別できることがあります。

爪の状態を自分でチェックしてみましょう

明るい場所で親指の爪をじっくり観察してください。爪の両端が内側に丸まっていないか、爪の横の皮膚が赤くなっていないか、爪の端が皮膚にわずかに埋まっているように見えないか、この3点を確認します。

自分では見えにくいと感じたら、スマートフォンのカメラで撮影して確認するのがおすすめです。接写で撮ると細かい変化が見えやすくなり、「こんなに変わっていたのか」と気づかれる方がたくさんいます。少しでも気になる変化があれば、放置せず早めに専門家に相談することをお勧めします。

巻き爪になりやすい人の特徴

巻き爪は誰でもなり得るものですが、生活習慣や体の使い方によってリスクが大きく変わります。当院で多くの患者さんを診てきた中で感じる、なりやすい方の共通点をお伝えします。

まず、先が細い靴やヒールの高い靴を日常的に履いている方は、爪が左右から慢性的に圧迫されるため巻き爪が進行しやすい環境になっています。反対に、「爪が痛いから」と深く切り込んでしまう深爪も、爪の端が皮膚に食い込む原因になり、悪循環に陥りやすいです。

長時間の立ち仕事や長距離の歩行を日常的にこなしている方も、足への継続的な負荷が爪への圧力を高めるため要注意です。そして見逃せないのが歩き方のクセです。足指をあまり使わず踵や足の外側に体重を逃がすような歩き方が続くと、親指の先端への荷重が減り、爪が巻き込みやすい状態になっていきます。

今すぐ始められるセルフケアと注意点

痛みが気になっているうちにできることはいくつかあります。ただし、正しい方法でないとかえって悪化させてしまうものもあるので、ポイントをしっかり押さえておきましょう。

正しい爪の切り方を身につける

爪の形は巻き爪の予防に直結します。基本は「スクエアカット」、つまり爪の端を丸く切り込まず、指先と爪の先端がほぼ同じ高さになるよう、まっすぐ切ることです。端を丸くカットしたり深く切り込んだりすると、爪が伸びたときに皮膚に食い込みやすくなります。切るタイミングはお風呂上がりで爪が柔らかくなっているときが理想的です。

靴選びを見直す

つま先に1〜1.5cm程度の余裕があるサイズの靴を選ぶことが、痛みの緩和と再発防止につながります。長さだけでなく幅(ウィズ)も重要で、足幅に合った靴を選ぶだけで症状が大きく改善することもあります。仕事で決まった靴を履かなければならない場合は、インソールで内部空間を調整する方法も有効です。

炎症があるときは冷やすことを優先する

爪の横が赤く腫れているときは、まず冷やして炎症を落ち着かせることが先決です。氷をタオルに包んで患部に5〜10分当てるアイシングを1日に数回行ってください。当院では普段から「頭寒足熱」という状態が自律神経を整え、治癒力を高めると考えていますが、急性の炎症が起きているときはしっかり冷やすことが回復を早める近道です。

歩くことをやめない

炎症が落ち着いてきたら、積極的に歩くことをお勧めします。歩行は足指の筋肉を鍛え、正しい重心バランスを取り戻すうえでとても重要です。先ほどお伝えしたように、爪には荷重という刺激が必要です。痛みをかばって親指を浮かせた歩き方が癖になると、爪の変形がさらに進んでしまいます。痛みが許す範囲で、できるだけ親指でしっかり地面を踏む歩き方を意識してみてください。

放置するとどうなるのか

「少し我慢すれば大丈夫」と後回しにしてしまう気持ち、よくわかります。でも、巻き爪はほぼ確実に時間とともに悪化していきます。最初は靴の中だけで感じていた違和感が、裸足での歩行時にも痛みを伴うようになり、最終的には炎症・化膿という段階へと進んでいきます。

さらに、痛みをかばい続けた結果として歩き方が崩れ、膝や腰にまで負担が波及してくることも少なくありません。「もっと早く来ればよかった」とおっしゃる患者さんは決して少なくありません。痛みが軽い段階でケアを始めるほど、回復までの期間も短く、体への負担も最小限に抑えられます。

専門院に相談すべきタイミング

セルフケアを続けながら様子を見ることも大切ですが、次のような状態になっていたら専門家に診てもらうことをお勧めします。爪の横が赤く腫れ、触れると強く痛む状態が数日続いている場合、爪の端が皮膚に深く食い込んでいて自分ではどうにもならないと感じている場合、痛みのせいで歩き方が変わってしまっている場合、これらはいずれもセルフケアの限界を超えているサインです。

当院ではCLIP-ON巻き爪補正という施術を行っています。特殊な器具を爪に装着し、少しずつ平らな形へと矯正していく方法で、爪を削ったり切ったりする処置は一切ありません。施術中も日常生活はそのまま送っていただけますし、痛みも最小限に抑えられます。初回のカウンセリングでは爪の状態をしっかり確認し、どのくらいの期間・回数が必要かを丁寧にお伝えしています。そして施術と並行して、爪に正しく荷重がかかる歩き方を取り戻すためのアドバイスも行っています。爪の形を整えることと、正しく体重を乗せて歩けるようになることはセットで取り組むべきことだと、当院では考えています。

巻き爪でお悩みのあなたへ

20年以上、延べ10万人を超える患者さんと向き合ってきた中で、「もっと早く来ればよかった」という言葉を何度聞いたか数えきれません。痛みをこらえて一人で抱え込んでいる方がいかに多いか、毎日感じています。

自然治癒力とは、人間がもともと持っている本当に素晴らしい力です。しかしその力が十分に発揮されるには、正しい姿勢と運動、そして適切な知識という3つのサポートが必要です。巻き爪も例外ではありません。爪の形を整えるだけでなく、なぜそうなったのかという根本に目を向け、体全体のバランスを取り戻していくことが、再発しない体づくりにつながります。

「こんな状態で相談してもいいのかな」と気遠慮する必要はまったくありません。ちょっとした違和感の段階でも、いつでも気軽に声をかけてください。あなたの一歩一歩が、また軽やかになるよう全力でサポートします。


院長:佐藤

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰1-9-19-203
電話番号
045-369-1236
定休日
日曜・月曜
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次