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パソコンで首や肩が痛いあなたへ、今日からできる対処法

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今日もパソコンの前で一日過ごされた方、お疲れさまでした。夕方になると首の後ろがずんと重くなり、肩まで痛みが広がっていく、そんな感覚に心当たりはありませんか。実はその不快感、単なる疲れではなく頚椎症という状態が背景に隠れていることも少なくないのです。

院長:佐藤

私自身、長年多くの方の首や肩を診てきましたが、パソコン作業をされている方の痛みは決して珍しいものではありません。ただ、放っておくと厄介な症状に発展することもあるので、今日は少し詳しくお話しさせていただきますね

目次

その首肩の痛み、なぜ仕事の後にひどくなるのか

デスクワークをしている方から、朝はまだ平気なのに夕方になるとつらくなるというお話をよく伺います。これは筋肉の緊張が一日を通してじわじわと蓄積していくために起こる現象です。ここではその仕組みを詳しくご説明していきますね。

長時間パソコンの画面を見続けていると、頭が前方に突き出るような姿勢になりやすいものです。頭の重さは体重の約十分の一もあり、これが前に傾くだけで首への負担は何倍にも膨れ上がります。この姿勢が一日中続くことで、首や肩の筋肉がずっと緊張した状態を強いられてしまうのです。

朝は筋肉にまだ余力があるため症状を感じにくいのですが、時間が経つにつれて疲労が蓄積し、血の巡りも悪くなっていきます。そして仕事が終わる頃には、こりや痛みがはっきりと自覚されるようになるというわけですね。休みの日に少し楽になるのも、この緊張がいったん解放されるためだと考えられます。

姿勢の崩れだけが原因ではありません

意外に思われるかもしれませんが、痛みの背景には姿勢以外の要因も関わっています。ここではもう少し掘り下げてみましょう。

画面を見続けることによる眼精疲労や、納期に追われるストレスによる無意識の食いしばりも、首や肩の筋緊張を強める材料になります。さらに加齢による頚椎そのものの変化が背景にあるケースもあり、この場合は姿勢を直すだけでは思うように改善しないことがあるのです。

放置してしまうとどうなっていくのか

今の痛みが多少我慢できる範囲だからといって、そのままにしておくのは実はリスクを伴います。ここでは進行した場合にどのような変化が起こりうるのかをお伝えします。

初期のうちは首や肩の痛み、こりといった症状にとどまっていますが、この状態が長く続くと徐々に神経への影響が出てくることがあります。腕や手にしびれを感じるようになったり、細かい作業がしづらくなったりするのは、その代表的な例です。

  • 朝起きたときに首や肩がすでに重い
  • 薬や湿布で一時的に楽になるが、すぐに戻ってしまう
  • 腕や手先にピリピリとしたしびれを感じることがある
  • 夜、痛みが気になって寝つきが悪い日がある

こうした状態に心当たりがある方は、単なる疲労ではなく頚椎そのものに負担が積み重なっているサインかもしれません。我慢して過ごすうちに症状が進むと、日常生活そのものが不自由になってしまうこともあるため、早めに向き合うことが大切です。

今日からできる対処と、その限界について

とはいえ、いきなり専門家に相談するのはハードルが高いと感じる方も多いと思います。まずはご自身でできることから始めてみましょう。

今すぐできるセルフケア

デスクにいながらでも取り入れられる工夫はいくつかあります。継続することで筋肉の緊張を和らげる助けになります。

  • 一時間に一度は椅子から立ち上がり、軽く肩を回す
  • モニターの上端を目の高さに合わせ、見下ろす姿勢を避ける
  • 深呼吸をしながら肩の力を抜き、こわばりをゆるめる
  • 就寝前に首の後ろを軽く伸ばすストレッチを取り入れる

こうした工夫は確かに助けになります。ただ、これらを続けても改善が感じられない場合、それはセルフケアだけでは追いつかないところまで負担が進んでいる可能性を示しています。

セルフケアで戻らない場合に考えたいこと

ストレッチや姿勢の見直しを続けても一向に楽にならない、あるいは痛みが強くなってきたと感じる場合は、自己判断で様子を見続けるよりも専門家に体の状態を確認してもらうことをお勧めします。

特に腕や手のしびれを伴っていたり、夜間の痛みで眠りが浅くなっているような場合は、単なる筋肉の疲労とは違う段階に入っていることも考えられます。症状が長引いているときこそ、原因をきちんと見極めることが改善への近道になります。

当院が頚部を引っ張らない理由

頚椎の痛みというと、首を引っ張るような施術を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし当院では、頚部を牽引するような施術は一切行っておりません。ここではその理由をお伝えします。

首を引っ張るという行為は、一見すると痛みが和らぐように感じられるかもしれません。ですが背骨を安定させている靭帯や椎間板、筋肉、さらにはそこに栄養を送っている血管にまで、無理な力が加わってしまう危険性があります。本来支えるべき組織に余計な負荷をかけてしまえば、症状を長引かせる原因になりかねません。だからこそ当院では、引っ張るという発想そのものを施術に取り入れていないのです。

S字カーブを取り戻すという考え方

では実際にどのようなアプローチで頚椎症に向き合うのか、少し専門的な話になりますが大切な部分なので説明させてください。

健康な背骨には本来、緩やかなS字を描くカーブが備わっています。デスクワークによって頭が前に突き出た姿勢が続くと、このカーブが失われ、頭部が背骨の真上から外れた位置で支えられるようになってしまいます。まず取り組むべきは、このS字カーブをしっかりと作り直すことです。

そして頭部を背骨の真上できちんと保持できる姿勢に整えることで、薄くなってしまった椎間板にポンプ作用が働き、組織そのものが修復されていく効果が得られるのです。椎間板は血管が少なく、体液の循環によって栄養を受け取る組織だと言われています。適切な姿勢によって圧力の変化が生まれることで、この循環が促され、時間をかけて本来の状態へと近づいていくことが期待できます。引っ張って一時的に隙間を作るのではなく、姿勢そのものを整えて体が持つ修復の力を引き出す、これが当院の基本的な考え方です。

原因を見極めることの大切さ

当院では、痛みやしびれといった表面的な症状だけを追いかけるのではなく、その奥にある原因を突き止めることを何より重視しています。ここでは私たちの考え方をお伝えします。

一人ひとり、姿勢の癖や生活習慣は異なります。パソコン作業の時間、座り方、睡眠の姿勢まで、痛みに関わる要素は多岐にわたるものです。だからこそ、最新の姿勢分析ソフトや独自の検査を用いて、あなたの体に何が起きているのかを丁寧に見える形にすることから施術を始めています。

私自身、若い頃に重度のアトピーでステロイドに頼る日々を過ごした経験があります。表面的な対処だけを続けても、根本にある原因に向き合わなければ、決して良くなることはありませんでした。原因がわかったときにようやく、自分自身の力で治っていく道が見えてきたのだと身をもって知っています。その経験があるからこそ、目の前の症状だけでなく、その奥にある本当の原因を見極めることを何より大切にしているのです。

その日その日を乗り切るための対処も大切ですが、根本にある原因に向き合わなければ、痛みや不調は形を変えて何度でも顔を出してきます。もし今、仕事の後の首や肩の痛みに心当たりがあり、セルフケアだけでは限界を感じているのであれば、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。あなたの体に何が起きているのかを一緒に確認し、無理な牽引に頼ることなく、最短で楽になれる道を探すお手伝いをさせていただきます。


院長:佐藤

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