顎関節症

顎関節症とは

顎関節症とは、顎の関節や周囲の筋肉に痛みや異常が生じる症状の総称です。具体的には「口を開けるときに痛む」「口が大きく開けられない」「あごを動かすと音がする」の3つの症状のうち1つ以上があり、他の病気がない場合に診断されます。

現代社会においてこの症状は決して珍しいものではありません。厚生労働省の平成28年歯科疾患実態調査によると、「口を大きく開け閉めしたとき、あごの音がありますか」に「はい」と回答した対象者は約15.0％でした。

同調査をもとに顎関節に何らかの症状がみられる患者数を推定すると約1,900万人となります。

歯ぎしりや食いしばり、ストレス、姿勢の悪さなどが要因となり、顎関節や周辺の筋肉に負担をかけることで起こります。特に女性に多い傾向があり、東京都内の就労者を対象とした調査では、男性14.6％、女性21.2％に顎関節症の疑いがみられました。

顎関節症でお悩みなら当院までご相談ください。

顎関節症を放置すると、初期の軽い痛みや違和感が慢性的な痛みに発展し、治療に時間がかかるようになります。口の開閉機能が低下し、食事や会話が困難になり社会生活に支障をきたします。重症化すると開口障害が起こり、口をほとんど開けられなくなる可能性もあります。

さらに、痛む顎をかばって咀嚼し続けた結果、顎の位置がずれて噛み合わせが悪化することもあります。一度傷ついた顎関節は元の状態には戻らないため、治療により改善しても再発のリスクが残ります。

早期の対処が何より重要であり、症状を軽視して放置することは将来の大きなリスクとなります。痛みや違和感を感じたら、適切な治療を受けることが大切です。

顎関節症の原因

当院にこれまで来院された顎関節症の方々を検査・施術してきた経験から、顎関節症の原因は単一ではないことが明らかになっています。生活習慣の積み重ねなど、いくつもの要因が複雑に絡み合って症状が現れるのです。

顎関節症の原因として次のものが挙げられます。

顎関節症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、顎関節の可動域減少や顎周辺の筋肉・筋膜の緊張などが発生し、顎関節症が発症します。したがって、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。顎関節症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

顎関節症への対応として、次のようなものが一般的です。

マウスピース療法

継続的な装着が必要で、違和感により睡眠の質が低下する場合があります。また、根本的な原因の解決にはならないため、使用を中止すると症状が再発する可能性があります。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまり、根本治療にはなりません。長期使用により副作用のリスクもあります。

生活習慣の改善指導

患者自身の意識と継続的な努力が必要で、効果が現れるまでに時間がかかります。

理学療法

自己流で行うと悪化する恐れがあり、正しい方法の習得と継続が困難です。

顎関節症を改善するために

まずはあなたの顎関節症の原因を徹底した検査により明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めても改善は見込めません。当院は、10万人以上の施術実績から積み上げた独自の検査で、顎関節症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

顎関節症の多くは姿勢の問題や全身のバランスの崩れが関与しています。顎だけに注目するのではなく、体全体のつながりを考慮した根本的なアプローチが必要です。当院では顎関節症を単独の問題として捉えるのではなく、全身の調和を整えることで改善に導きます。

当院の特徴

20年以上の臨床経験を持つカイロプラクターである院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

整形外科とは違う視点で顎関節症と大きく関わっている箇所を詳細に検査します。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で顎関節症が改善する理由

顎関節症を改善するには現在の身体の状態をしっかりと把握することが大切です。身体は日常生活におけるあなたの癖を必ず記憶しています。例えば頬杖をつく癖、片側ばかりで噛む癖、うつ伏せで寝る癖など無意識で常に癖のある動作を繰り返しています。

このように毎日繰り返す動作は体に刻み込まれ、やがて歪みとなり大きな症状へと進行します。身体は嘘をつきません。あなたの日常生活における悪しき癖は必ず検査に現れてきます。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

当院は詳細な検査と長年培ってきた臨床経験で、このような身体の変化を見逃さぬよう全て院長が一貫して行うようにしており、高い改善実績を誇る理由の1つでもあります。顎関節症は神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください

顎関節症のQ＆A

顎関節症は自然に治りますか？

軽度の場合は自然治癒することもありますが、症状が続く場合は適切な治療が必要です。自然治癒力を引き出す施術により、根本的な改善を目指すことが大切です。

顎関節症の人がやってはいけないことは？

硬いものを噛む、大きく口を開ける、頬杖をつく、うつ伏せ寝、長時間の歯ぎしりや食いしばりは避けましょう。これらは顎関節への負担を増加させます。

顎関節症と顎関節雑音の違いは何ですか？

顎関節雑音は音のみの症状で、痛みがなければ治療の必要性は低いとされています。顎関節症は痛みや開口障害を伴う状態を指します。

手術をしなければ治らないのでしょうか？

手術が必要なケースは稀で、保存的治療で改善することがほとんどです。自然治癒力を活用した施術により、手術を避けて根本改善を図ることができます。

何科を受診すればよいのでしょうか？

歯科、口腔外科、顎関節症専門外来が一般的ですが、当院のような自然治癒力を重視するカイロプラクティック治療も有効な選択肢です。

マウスピースはどのくらいの期間使用しますか？

一般的には数ヶ月から半年程度ですが、根本原因にアプローチしなければ長期間必要になる場合があります。

顎関節症は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、骨格や筋肉の特徴、ストレスへの反応パターンなどが家族間で似ることがあります。

完治することはありますか？

適切な治療により症状の改善は十分可能です。自然治癒力を最大限に引き出すことで、根本的な改善を目指せます。

顎関節症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと顎関節症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

顎関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。