巻き爪

巻き爪とは

巻き爪とは、爪の端が内側に曲がり、周囲の皮膚に食い込んでしまう状態のことです。これにより痛みや炎症が起こり、日常生活に支障をきたすことがあります。特に足の親指に多く見られますが、他の指にも発生することがあります。

爪が皮膚に食い込むことで細菌が入り込み、「爪周囲炎」を引き起こすこともあります。2020年の調査によると、18歳以上の日本人男女のうち、約29%が足の親指に軽度以上の爪の湾曲があると回答しています。その中で約31%が中等度以上の湾曲を持ち、約34%が痛みを伴う症状を抱えています。

特に注目すべきは、痛みがある人のうち約32%が「特に何もしていない」と回答している点です。これは巻き爪が疾患として十分に認識されていないことを示しています。痛みを我慢せず、適切な施術を受けることが重要です。

巻き爪の特徴

特徴としては女性の割合が高く、男性の2倍になると推定されています。姿勢やデスクワーク作業の関連性は男女共通ですが、女性は筋肉量が少なく、骨格や巻き肩等により発症が多いためです。

4人中3人が首こりや肩こりを日常的に感じているというデータもあります。2010年代と比較して肩こりの有症率は毎年増加しています。

巻き爪でお悩みなら当院までご相談ください。

巻き爪を放置すると、爪が皮膚に深く食い込み、強い痛みだけでなく、皮膚が傷つき出血したり、細菌感染を起こして化膿したりする恐れがあります。痛みをかばって歩くようになると、正しい歩行パターンが崩れ、バランスを崩しやすくなります。特に高齢者は転倒のリスクが高まります。

不自然な歩き方により、足の他の部分にタコやウオノメができたり、膝や腰に負担がかかり痛みが生じたりすることがあります。長期間放置すると、足指の関節が固くなり、土踏まずを構成する筋肉が弱くなるなど、足全体の機能低下を招きます。

痛みによって活動量が減少し、運動不足や社会活動の制限につながります。趣味やスポーツを楽しむことができなくなり、生活の質が低下してしまいます。巻き爪は早期に適切な対処をすることで、これらの問題を防ぐことができます。

巻き爪の原因

巻き爪の原因として様々な要因が考えられます。日常生活の中で知らず知らずのうちに巻き爪のリスクを高めている可能性があります。

巻き爪の原因として次のものが挙げられます。

巻き爪はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。爪を深く丸く切りすぎると、爪の両端が皮膚に食い込みやすくなります。先の細く尖った靴や幅の狭い靴、サイズが小さすぎる靴を履くことで、指や爪が圧迫されることも原因となります。

また、爪の形状や足の構造には遺伝的な要素があり、家族に巻き爪の人がいる場合、発症リスクが高まることがあります。スポーツや日常生活での足の怪我、または長時間の立ち仕事など、爪に繰り返し圧力がかかることも巻き爪の原因となります。

年齢とともに爪が厚くなったり変形したりすることで、巻き爪になりやすくなります。特に高齢者は爪のセルフケアが難しくなることも一因です。これらの原因を理解し、適切な予防策を講じることが重要です。

病院とはここが違います

巻き爪への対応として、次のようなものが一般的です。

爪切り処置（保存的治療）

一時的な痛みの緩和にはなりますが、根本的な解決にはなりません。また、不適切な処置によって症状が悪化するリスクもあります。

部分爪切除術

手術による痛みや出血、感染リスクがあります。また、爪の見た目が変わることや、再発の可能性もあります

抗生物質の処方

長期使用による耐性菌の出現や副作用のリスクがあります。また、感染症状は改善しても巻き爪自体は治りません。

巻き爪を改善するために

当院では、巻き爪の施術において、単に爪の形状を矯正するだけでなく、足全体のバランスや姿勢の問題にも着目しています。

巻き爪の改善には、単に爪の形を整えるだけでなく、足全体のバランスや歩行パターンの改善が不可欠です。当院では日常生活での改善点も指導しております。

当院の施術は痛みを伴わず、薬や手術に頼らない自然な方法で改善に導きます。多くの患者様が数回の施術で痛みの軽減を実感され、継続的な施術により根本的な改善を目指します。

当院で巻き爪が改善する理由

巻き爪の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。首や背中の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は首や背中から神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。肩こりは神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください

巻き爪のQ＆A

巻き爪は自然に治りますか？

巻き爪は自然に治ることはほとんどありません。初期段階では爪の切り方の改善や適切な靴の選択で症状が軽減することもありますが、多くの場合は専門的な施術が必要です。放置すると症状が悪化し、日常生活に支障をきたすことがあります。

巻き爪の痛みを一時的に和らげる方法はありますか？

足浴で爪周囲を柔らかくしたり、爪と皮膚の間に綿を優しく挟んだりすることで一時的な緩和が期待できます。ただし、これらはあくまでも一時的なことで根本的な解決にはなりません。

巻き爪の人がやってはいけないことは？

爪を丸く深く切ること、きつい靴や先の尖った靴を履くこと、爪を自己処理で無理に矯正しようとすることは避けるべきです。これらは症状を悪化させる可能性があります。また、爪周囲の皮膚が赤く腫れている場合は、自己判断での処置は控え、専門家に相談してください。

巻き爪の種類にはどのようなものがありますか？

主な形状として「半月型」「つの字型」「ホチキス型」などがあります。それぞれ症状や治療法が異なるため、専門家による正確な診断が重要です。

巻き爪の治療は何科に行けばいいですか？

基本的には皮膚科で診療を受けることができますが、足専門のクリニックや整形外科でも対応しています。症状の程度によって適切な医療機関が異なる場合があります。

巻き爪で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

巻き爪の痛みから解放されると、生活の質が大きく向上します。当院の巻き爪施術を受けた多くの方が、「歩くのが楽しくなった」「好きな靴が履けるようになった」と喜びの声を寄せています。

痛みがなくなることで、自然と活動量が増え、健康的な生活を送れるようになります。また、正しい歩行パターンが戻ることで、足だけでなく全身のバランスが整い、他の部位の痛みも改善することがあります。

巻き爪は適切なケアと施術で改善できる症状です。諦めずに、専門家のアドバイスを受けることが大切です。当院では、一人ひとりの症状に合わせた施術で、痛みのない健康な足を取り戻すお手伝いをいたします。