
院長:佐藤お気軽にご相談ください!
こんにちは、カイロプラクティックテミス鶴ヶ峰整体院の佐藤です。急に涼しくなってきましたが、皆さまお身体の調子はいかがでしょうか。今日は「最近手がしびれるんですけど、これって頚椎症でしょうか」というご相談をとても多くいただくので、その不安に正面からお答えしたいと思います。パソコン作業や家事で首や肩に負担がかかり続けると、思いがけない場所にサインが出てくることがあります。頚椎症という言葉を検索してこのページに辿り着いた方は、きっと今、手のしびれや首の重さと向き合いながら、初診時にどんな検査をされるのか、そして自分の症状確認の仕方について知りたいのだと思います。


手のしびれを我慢し続けてしまう方が本当に多いのですが、症状確認は早ければ早いほど選べる選択肢が増えます。まずは今の状態を一緒に整理していきましょう
デスクワークで一日中パソコンに向かっていると、気づかないうちに首が前に突き出た姿勢になっていきます。そのまま数か月、数年と過ごしていると、首の骨と骨の間にある神経の通り道が狭くなり、腕や手先にピリピリとした違和感が出てくることがあります。これがいわゆる頚椎の変性からくる神経症状の始まりです。まずはご自身の症状を丁寧に振り返ることから始めてみましょう。
実際に当院にお越しになる方の多くが、最初は「肩こりがひどいだけ」と思っていたそうです。ところがよくよく聞いてみると、次のような変化を感じていることが少なくありません。
心当たりのある項目が多いほど、頚椎からくる神経の圧迫が関係している可能性が高くなります。ただ、しびれの原因は一つではありませんので、思い込みで判断してしまうのは少し危険です。
ここからは検索してくださった方が一番知りたいであろう、検査の中身についてお話しします。病院でも整体院でも、まず行われるのは症状確認のための問診です。いつからしびれが出ているのか、どちらの手なのか、悪化する動きはあるのかを丁寧に聞き取ることで、原因を絞り込んでいく作業が始まります。
初診時にはまず、今の症状がいつから始まり、どんな時に強くなるのかを詳しくお伺いします。この段階でのお話が、その後の検査の精度を大きく左右すると言っても過言ではありません。
問診の後には、実際に首や腕を動かしながら反応を見る検査を行います。首をどの方向に動かした時に症状が強く出るかを確認することで、神経が圧迫されている部位をある程度推測できるため、この検査はとても重要な手がかりになります。首を軽く後ろに反らして圧をかけたり、腕を持ち上げて筋力の左右差を確認したりする方法が代表的です。握力を測ったり、指先の感覚が均等かどうかを見たりすることもあります。
| 検査の種類 | 主に確認できること |
|---|---|
| 問診 | 症状の経過や悪化要因、生活習慣との関連 |
| 可動域チェック | 首がどの方向で動かしにくいか |
| 神経学的テスト | しびれの原因となっている神経の位置 |
| 筋力・反射検査 | 神経圧迫による筋力低下の有無 |
| 姿勢分析 | 首への負担を生んでいる姿勢の癖 |
「頚椎症かもしれないけれど、何科に行けばいいのか分からない」というご相談もよくいただきます。ここでは病院と整体院、それぞれの検査の役割の違いを整理してお伝えします。どちらが正しいというより、目的が違うと考えていただくのが分かりやすいと思います。
整形外科ではレントゲンやMRIといった画像検査が中心になります。骨の変形や椎間板の状態、神経が実際にどれだけ圧迫されているかを画像として確認できるのは病院ならではの強みです。強いしびれが急に出た場合や、両手足に症状が広がっている場合は、まず画像検査を受けていただくことを私自身も強くお勧めしています。
一方で当院では、画像には映らない姿勢の崩れや筋肉のバランス、日常の動作の癖を可視化することを大切にしています。最新の米国製姿勢分析ソフトを用いた検査に加え、独自に組み立てた検査を含めて約30項目を確認し、なぜその方の頚椎に負担が集中しているのかを探っていきます。画像検査では骨や神経の状態が分かりますが、なぜそこに負担が集中したのかという生活習慣の側面までは見えてきません。私はそこに20年以上こだわってきました。
ここまで検索を続けているということは、しびれや違和感がしばらく続いていて、放っておいて大丈夫なのか、それとも何か重大な病気の始まりなのか、判断がつかずに落ち着かない気持ちでいらっしゃるのではないでしょうか。私自身も長年アトピーに苦しんだ経験があるので、原因が分からない不調を抱える不安な気持ちは痛いほど理解できます。原因がはっきりしないまま日々を過ごすことは、想像以上に心をすり減らすものです。
「そのうち治るだろう」と様子を見ているうちに、症状が進行してしまう方も少なくありません。手のしびれだけだったものが筋力低下に変わり、細かい作業がしにくくなるケースもあるため、早めの症状確認が結果的に回復への近道になります。両手足に同時に症状が出ている場合や、歩き方に違和感を覚える場合は、進行のスピードが速いこともありますので、様子を見過ぎないことが大切です。
検査で首の状態を把握できたら、次に気になるのはどんな施術を受けるのかという点だと思います。ここでは当院の施術方針について、少し詳しくお話ししておきたいと思います。実は世の中でよく知られている頚椎の施術方法の中には、私が決して行わないと決めているものがあります。
頚椎症の施術としてイメージされやすいものの一つに、首を引っ張る牽引という方法があります。しかし当院では、この頚部を引っ張るような施術は一切行っておりません。首の骨を支えている靭帯や椎間板、筋肉、さらには神経へ栄養を運ぶ血管まで、無理な牽引によって傷めてしまう危険性があるからです。一時的に楽になったように感じても、支えている組織そのものに負担をかけてしまえば、長い目で見て回復を遠ざけてしまうことになります。だからこそ私は、力で引き伸ばすという発想そのものを施術から外しています。
当院が大切にしているのは、引っ張ることではなく、背骨が本来持っている生理的な彎曲、いわゆるS字カーブをしっかりと作り直すことです。頚椎症で悩む方の多くは、長年の姿勢の癖によってこのS字カーブが失われ、首がまっすぐに近い状態になってしまっています。そこにさらに頭の重みが偏った方向にかかることで、椎間板や神経への負担が積み重なっていくのです。まずはこのカーブを正しい形に近づけることが、施術の出発点になります。
S字カーブが整った状態で、さらに頭部を背骨の真上でしっかりと保持できる姿勢に導くことが、次のステップになります。頭が前に出た姿勢のままでは、椎間板は常に一方向から圧迫され続けてしまいます。ところが頭部が背骨の真上に収まる姿勢を保てるようになると、薄くなっていた椎間板にポンプのような働きが生まれます。動きの中で圧が加わったり抜けたりすることで、椎間板の内部に水分や栄養が行き渡りやすくなり、これが結果として修復効果につながっていくのです。牽引で無理に引き伸ばすのではなく、正しい姿勢を取り戻すことで椎間板自身が持つ回復力を引き出す、これが私の施術の根本にある考え方です。
私は自然治癒力の低下には姿勢、運動、知識という3つの原因が関わっていると考えています。頚椎症も例外ではなく、長年の姿勢の癖や運動不足、そして正しい知識を持たないまま生活してきたことの積み重ねが、首や手の症状として現れているケースが非常に多いのです。だからこそ検査で終わらせず、S字カーブを整える施術に加えて、そこから先の生活の立て直しまでご提案するようにしています。
私は毎朝2時間以上歩くことを日課にしています。歩行は全身の血流を促し、自律神経を整える上でも欠かせない運動だと実感しているからです。頭寒足熱という状態、つまり頭を涼しく足を温かく保つことが自律神経にとって理想的であり、治癒力が高まる土台になると考えています。頚椎症で悩む方にも、S字カーブが整い症状が落ち着いてきた段階で歩行を取り入れていただくことが多いのは、こうした理由からです。
手のしびれや首の重さは、決して気のせいではありません。あなたの身体が発している大切なサインです。無理に引っ張るような施術ではなく、背骨本来のカーブと正しい姿勢を取り戻すことで、椎間板自身の修復力を引き出していく、これが私が20年以上かけて確立してきたアプローチです。一人で判断がつかず悩んでいるなら、どうか我慢を続けずに、いつでも私にご相談ください。あなたの症状に正面から向き合い、原因を明らかにすることが、悔いのない毎日を取り戻す一番の近道だと私は信じています。

