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なぜ首が痛いのに異常なし?頚椎症とレントゲンの落とし穴

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こんにちは、カイロプラクティックテミス鶴ヶ峰整体院の佐藤です。急に肌寒くなってきましたが、首や肩まわりの調子はいかがでしょうか。実は気温が下がるこの時期、首の痛みやしびれを訴えて来院される方がぐっと増えるんです。「病院でレントゲンを撮ったけれど、結局どこまで分かったのか正直よく分からなかった」というお声も少なくありません。今日はそんな頚椎症とレントゲン検査の関係、そして当院がどのような考え方で施術にあたっているのかについて、できるだけ分かりやすくお話ししていきたいと思います。

院長:佐藤

私自身も長年アトピーで苦しんだ経験があるからこそ分かるのですが、原因が見えないまま不安を抱え続けるのは本当につらいものです

目次

首の痛みでレントゲンを撮る理由

首の痛みや腕のしびれが続くと、多くの方がまず整形外科を受診し、そこでレントゲン検査を勧められることになります。なぜ最初にこの検査が選ばれるのか、その理由と実際に何が分かるのかを整理してみましょう。

骨の状態を確認するための第一歩

レントゲンは首の骨、専門的には頚椎と呼ばれる部分の並び方や形を映し出す検査です。加齢とともに骨の縁にとげのような突起ができたり、骨と骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が薄くなっていたりすると、その様子が画像として確認できます。これが頚椎症と診断される際の大きな手がかりになるわけです。医師はこの画像を見ながら、骨折や脱臼といった緊急性の高い問題がないかも同時にチェックしています。

診察の流れの中での位置づけ

実際の診察では、まず問診でいつからどこが痛むのか、しびれはあるのかといった話を丁寧に聞き取ります。その後に首を動かしたり腕の力を確認したりする触診が行われ、そこでようやくレントゲン撮影に進むという流れが一般的です。正面と側面、そして斜めから撮影することで、骨の並びや変形、神経の通り道である椎間孔の狭さまで見えてくることがあります。

レントゲンだけでは分からないこともある

ここがとても大切なポイントなのですが、レントゲンはあくまで骨という硬い組織を映すための検査です。首の痛みの原因がすべて骨だけにあるとは限らないため、検査結果と実際の症状にズレを感じる方が一定数いらっしゃいます。

神経や椎間板の詳細は映らない

レントゲンには限界があります。神経そのものや椎間板の中身、筋肉や靭帯といった柔らかい組織の状態までは基本的に写りません。そのため「レントゲンでは異常なしと言われたのに、痛みやしびれが続いている」というケースは決して珍しくないのです。より詳しく神経や軟部組織を確認できるMRI検査が追加で必要になることもあります。骨に問題がなかったからといって、痛みの原因まで否定されたわけではないということを、ぜひ覚えておいてほしいと思います。

画像に出ない不調も存在する

長年多くの方の体を診てきた経験から言えることがあります。画像上は大きな異常が見当たらなくても、姿勢の崩れや筋肉の使い方の癖によって首に慢性的な負担がかかり続け、痛みやしびれとして現れているケースが実に多いのです。検査の数値だけを追いかけていては、こうした体の使い方の問題までは見えてきません。

頚椎症の主な症状とセルフチェック

ご自身の症状が頚椎症によるものかどうか、目安を知っておくことも安心につながります。以下のような特徴に心当たりがある方は、一度きちんと検査を受けることをおすすめします。

  • 首を後ろに反らしたり横に倒したりすると腕にしびれが響く
  • 片方の腕や手に力が入りにくく、細かい作業がしづらい
  • デスクワークやスマートフォンの操作後に症状が強まる
  • 夜間、痛みやしびれで眠りが浅くなることがある
  • 薬を飲むと一時的に楽になるがすぐに元に戻ってしまう

これらの症状が複数当てはまる場合、頚椎の変性によって神経が圧迫されているサインである可能性があります。特に両手足に症状が広がっていたり、歩行時にふらつきを感じたりする場合は、進行が早いこともあるため早めの受診が肝心です。

当院が牽引を一切行わない理由

頚椎症というと、首をぐっと引っ張る牽引治療を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ですが当院では、この牽引という施術を一切行っておりません。なぜなら、首を引っ張るという行為そのものに大きなリスクが潜んでいるからです。

牽引が持つ危険性

首の骨を安定させているのは、靭帯や椎間板、そして周囲の筋肉、さらには神経に栄養を送る血管といった繊細な組織です。牽引によって不自然な力が加わると、これらの組織を傷つけてしまう危険性があると、私は長年の臨床経験の中で強く感じてきました。一時的に楽になったように感じても、それは根本的な改善ではなく、むしろ組織に負担を蓄積させているだけということも少なくないのです。悔いのない体づくりのためには、こうしたリスクのある施術は避けるべきだというのが私の考えです。

S字カーブを取り戻すという発想

では当院では何を行っているのか。答えは、引っ張ることではなく整えることです。本来、首の骨は緩やかなS字のカーブを描いています。ところが長時間のデスクワークやスマートフォンの操作によって、このカーブが失われ、首がまっすぐに近い状態になってしまっている方が本当に多くいらっしゃいます。まずはこの生理的な彎曲であるS字カーブをしっかりと取り戻すことが、施術の出発点になります

椎間板が自ら修復する仕組み

S字カーブを取り戻すことがなぜ重要なのか、もう少し詳しくお伝えしたいと思います。ここには椎間板が持つ、驚くべき自己修復の仕組みが関係しています。

頭を背骨の真上に乗せる意味

首の骨が正しいS字カーブを描き、頭部が背骨の真上にきちんと乗った状態を保てるようになると、体にとって理想的な負担の分散が生まれます。この状態を作ったうえで、薄くなってしまった椎間板には、まるでポンプのように水分や栄養が出入りする作用が働き始めます。この動きこそが、椎間板そのものの修復を助ける力になるのです。骨を無理に引っ張るのではなく、体が本来持っている構造を取り戻すことで、組織が自ら回復していく環境を整える。これが当院の施術における基本的な考え方です。

姿勢の傾きが首に与える負担

頭が前に10度傾くだけで首にかかる負荷は1.5倍に、30度傾けば3倍にも膨れ上がると言われています。スマートフォンを見下ろす姿勢が日常的になっている方は、想像以上の負担を毎日首に強いていることになります。骨自体に大きな変形がなくても、この負荷の蓄積が痛みやしびれとして表面化することは十分にあり得るのです。だからこそ、痛みのある部分だけを見るのではなく、体全体の姿勢のバランスから整えていく必要があります。

なぜ検査結果と体感がズレるのか

患者さんからよく聞かれる疑問のひとつに「レントゲンで骨は綺麗と言われたのに、なぜこんなに痛いのか」というものがあります。この疑問に答えるには、体の不調を引き起こす原因を少し広い視点で捉え直す必要があります。

視点レントゲンで分かることレントゲンで分かりにくいこと
変形、骨棘、並びの異常骨の中の微細な炎症反応
神経通り道の狭さの目安神経そのものの圧迫状態
姿勢・カーブほぼ映らないS字カーブの崩れや日常的な負担

この表を見ていただくと分かるように、レントゲンは体のごく一部分しか映していません。本当の原因を突き止めるためには、姿勢やカーブの状態まで含めて総合的に検査することが欠かせないと、20年以上の臨床の中で強く実感してきました。当院では米国製の姿勢分析ソフトや独自の検査を用いて、レントゲンだけでは見えてこない体の癖や負担のかかり方まで丁寧に確認しています。

今できるセルフケアと相談のすすめ

検査の結果を待つ間や、日常生活の中で自分にできることも知っておくと安心材料になります。無理のない範囲で、今日から意識してみてほしいことをお伝えします。

  1. 長時間同じ姿勢を続けず、1時間に一度は首と肩を軽く動かす
  2. スマートフォンを見るときは目線の高さまで持ち上げる
  3. 枕の高さを見直し、首が反り返りすぎない状態で眠る
  4. 毎朝のウォーキングなど、全身を動かす習慣を取り入れる

私自身、毎朝2時間以上歩くことを日課にしていますが、全身を正しく使って歩くことは首や肩にかかる負担を減らすうえでも大きな意味を持ちます。歩くことと、必要に応じた生理的な冷却を組み合わせ、頭寒足熱の状態を保つことが自然治癒力を高める基本だと、私は考えています。

もし今、レントゲンの結果に納得がいかない、あるいは検査を受ける前から強い不安を抱えているという方がいらっしゃったら、どうか一人で抱え込まないでください。首の痛みは原因が一つとは限らず、骨だけでなく姿勢やS字カーブの状態まで含めて丁寧に検査することで、初めて本当の原因が見えてくることが少なくありません。当院では牽引のようなリスクを伴う施術は行わず、体が本来持つ構造と修復力を取り戻すことを大切にしています。悩みを抱えたまま過ごす時間があまりにも長くならないうちに、ぜひ一度私にご相談いただければと思います。あなたが痛みやしびれを気にせず、好きなことに打ち込める毎日を取り戻すお手伝いを、私は全力でさせていただきます。


院長:佐藤

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