
院長:佐藤お気軽にご相談ください!
横浜市旭区の鶴ヶ峰でカイロプラクティックの施術をしております佐藤です。今日も朝から気持ちのいい天気で、私も日課の散歩で少し汗をかいてきました。
さて、今日は「朝起きたら手がジンジンしびれていた」「デスクワークを続けると首から肩、腕にかけて重だるくなる」というご相談をよくいただくので、そのお話をしていこうと思います。もしかしたらそれ、頚椎症が関係しているかもしれません。


私自身も長年アトピーで苦しんだ経験がありますが、体のサインを軽く見てしまうと後悔することになります。今日はそんな思いも込めてお話しします
「寝相が悪かっただけかな」と思っていた朝のしびれが、何日も続くようになったら要注意です。ここでは、その正体と見分け方について整理していきます。
毎朝のように右手の指先がジンジンしびれる、パソコン作業を1時間ほど続けると首から肩にかけて重だるさが出てくる。こうした経験、心当たりはありませんか。
最初は「更年期のせいかな」「寝方が悪かったのかな」と、そこまで深刻に考えない方が多いです。ですが、症状が半年近く続いているとなると、体からの何らかのメッセージだと考えたほうが自然です。
特に、首を後ろに反らすとしびれが強くなったり、片側の手だけにジンジンした感覚が出たりする場合は、頚椎の神経が圧迫されているサインである可能性が高いです。
ここでは、頚椎症で実際に見られる代表的な症状をお伝えします。自分の症状と照らし合わせながら読み進めてみてください。
首の骨と骨の間から出ている神経の枝(神経根)が圧迫されると、片側の首から肩、腕、そして手にかけてしびれや痛みが広がります。
朝方に症状が強く出やすいのも特徴のひとつです。寝ている間は無意識に首が同じ角度で固まってしまうことが多く、起きた瞬間に神経への圧迫が一気に自覚されるためだと考えられます。
神経根だけでなく、脊髄本体が圧迫されるケースもあります。この場合は片側だけでなく、両手・両足に症状が出るのが大きな特徴です。
このタイプは進行すると生活への影響が大きくなりやすいため、片側だけでなく両側に症状が広がってきたと感じたら、早めに専門機関へ相談することをお勧めします。
症状が出るタイミングには、実はちゃんとした理由があります。ここでは、その背景にある姿勢の問題について解説します。
パソコンやスマホを見るとき、頭は自然と前に傾きます。頭が前に10度傾くだけで首にかかる負荷は約1.5倍、30度傾くと約3倍にも増えるといわれています。
この負担が毎日何時間も積み重なることで、首の骨や椎間板に少しずつ変性が起こり、神経が圧迫されやすい状態が作られていくのです。デスクワーク後に首や肩が重くなるのは、まさにこの負担の蓄積が原因といえます。
そして夜、その姿勢のまま眠ってしまうと、寝ている間も首には負担がかかり続けます。朝起きたときに症状が強く出るのは、この一晩分の負担が表面化するタイミングだからなのです。
頚椎症というと、首をグイッと引っ張る牽引の施術を思い浮かべる方も多いのですが、当院ではこの牽引を一切行っていません。なぜそうしているのか、その理由をお伝えします。
首の骨を引っ張る牽引は、一時的に楽になったように感じることがあります。ですが、背骨を安定させている靭帯や椎間板、筋肉、さらに神経へ栄養を送る血管まで、無理な力で損傷させてしまう危険性があるのです。
すでに負担がかかって不安定になっている首に対して、さらに引っ張るという刺激を加えることは、回復を助けるどころか逆に組織を傷めてしまうリスクがあると私は考えています。だからこそ当院では、牽引という手段は選びません。
当院が大切にしているのは、引っ張ることではなく、背骨が本来持っている生理的な彎曲、いわゆるS字カーブをしっかりと作り直すことです。
首はまっすぐな棒ではなく、緩やかにカーブを描いた構造をしています。このカーブが失われてストレートな状態になると、頭の重さがそのまま首の一点に集中してしまい、椎間板や神経への負担が一気に増してしまうのです。
そこで、まずこのS字カーブを丁寧に取り戻したうえで、頭部が背骨の真上でバランスよく保持できる姿勢を作っていきます。頭が前に出ず、骨の真上にきちんと乗った状態は、首への負担が最も少ない位置なのです。
この姿勢が保てるようになると、薄くなってしまった椎間板にも変化が起こります。骨と骨の間にかかる圧力が適切に分散されることで、椎間板の中で水分や栄養が押し出されたり吸い込まれたりする、いわばポンプのような作用が働くようになるのです。
このポンプ作用こそが、椎間板そのものの修復を後押ししてくれます。引っ張って一時的に隙間を作るのではなく、正しい姿勢を体に覚えさせることで、椎間板が自らの力を取り戻していく環境を整えていく、これが当院の施術の考え方です。
不安な気持ちを抱えながら過ごすのはつらいものです。ここでは、ご自身でできる工夫と、専門家に相談すべきタイミングについてお話しします。
| 状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 片側の手や首にしびれ・重さがある程度 | 姿勢の見直しや温めるなどのセルフケアで様子を見る |
| 両手足にしびれが広がる、歩きにくい | 早めに専門機関へ相談する |
| 症状が何ヶ月も続いている、悪化している | 一度きちんと検査を受ける |
ご自宅でできることとしては、蒸しタオルなどで首の後ろを温めて血流を促すこと、パソコンの画面の高さを目線に合わせること、そして1時間に一度は姿勢を変えることが挙げられます。
ただ、こうしたセルフケアだけでは、そもそも首の骨がどのように歪んでいるのか、どこの神経が圧迫されているのかという根本の原因まではわかりません。
私自身、重度のアトピーで長年ステロイドに頼る生活を送っていた時期がありました。表面的な対処だけを続けていても、本当の意味で楽になることはなかったのです。原因がわからないまま放置すると、同じ症状を繰り返してしまうというのは、体のどんな不調にも共通する話だと感じています。
最後に、頚椎症と向き合っていくうえで大切にしてほしい考え方をお伝えします。
頚椎症は、加齢だけが原因ではありません。日々の姿勢、運動不足、そして体の状態を正しく知る知識、この3つが不足することで自然治癒力が下がり、症状として現れてくるのだと私は考えています。
朝の手のしびれや作業後の首の重さは、体が発している大切なサインです。そのサインを見過ごさず、引っ張るのではなく背骨のカーブと姿勢そのものを整えていくことが、遠回りをしない一番の近道になります。
一人で「大丈夫かな」「病院に行くべきかな」と悩み続ける必要はありません。あなたの体のサインに、私たちも一緒に向き合わせていただきます。つらい症状を我慢せず、どうぞお気軽にご相談ください。

