膝蓋靭帯炎

膝蓋靭帯炎とは

膝蓋靭帯炎は膝のお皿（膝蓋骨）の下にある膝蓋靭帯に炎症が起きた状態です。太ももの前面にある大腿四頭筋から続く膝蓋靭帯が、膝のお皿を超えてすねの骨（脛骨）に付着する部分で炎症を起こします。

ジャンプを繰り返すスポーツ選手に多く見られることから「ジャンパー膝」とも呼ばれています。バスケットボールやバレーボール、サッカーなどのスポーツをする方に多く見られる症状です。

初期は運動時のみに痛みを感じる程度ですが、進行すると日常生活での階段の昇り降りや立ち座りなどでも痛みを感じるようになります。放置すると慢性化し、スポーツ活動の継続が困難になるケースもあります。

膝蓋靭帯炎の特徴

特徴としてはジャンプ動作を繰り返すスポーツ選手に多く見られ、バスケットボールやバレーボールなどの室内競技に従事する方の発症率が高いとされています。男女比では男性にやや多い傾向がありますが、これはスポーツ参加率の違いによるものです。

ジャンプ動作を頻繁に行うスポーツ選手の約20%が膝蓋靭帯炎を経験するというデータもあります。特に成長期のスポーツ選手では発症率が高くなる傾向があります。

膝蓋靭帯炎でお悩みなら当院までご相談ください。

膝蓋靭帯炎を放置すると、痛みが慢性化し日常生活にも支障をきたすようになります。

初期は運動時のみに痛みを感じる程度でも、徐々に階段の昇り降りや立ち座りなどの日常動作でも痛みを感じるようになってしまいます。さらに進行すると、膝蓋靭帯の微細な損傷が蓄積され、最終的には完全断裂を引き起こすリスクが高まります。

靭帯が断裂すると手術が必要になることもあり、長期間のリハビリを要することになります。また、膝の痛みをかばうことで姿勢が崩れ、腰痛など他の部位にも不調が現れることがあります。

膝蓋靭帯炎の原因

膝蓋靭帯炎は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。バスケットボールやバレーボールなどのジャンプ動作が多いスポーツでは、膝蓋靭帯に強い負担がかかります。特にジャンプの着地時に膝にかかる衝撃が大きく、これが繰り返されることで炎症が起きやすくなります。

膝蓋靭帯炎の原因として次のものが挙げられます。

また、太ももやふくらはぎの筋肉が硬くなると、膝蓋靭帯に過剰な負担がかかります。デスクワークが多い現代人は特に注意が必要です。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。膝蓋靭帯炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

膝蓋靭帯炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・活動制限

過度な安静は膝周りの筋力低下、腱への負担増大、柔軟性低下、血行不良による修復遅延を引き起こす可能性があります。また、どの程度の活動が適切かの判断が難しく、医師の指示を守ることが重要です。根本的な解決にはならず、活動を再開すると再発するリスクが高いのが現状です。

薬物療法

根本的な解決にはならず、長期間服用すると胃腸障害などの副作用のリスクがあります。また、痛みを抑えることで無理な運動を続けてしまい、症状を悪化させる恐れもあります。一時的な効果しか得られないことが多く、継続的な改善には限界があります。

物理療法

効果は一時的で、根本的な原因解決にはならないことが多いです。また、施術者の技術によって効果に差が出ることがあります。継続的な通院が必要となり、時間と費用がかかります。症状の改善には個人差があり、期待した効果が得られない場合もあります。

膝蓋靭帯炎を改善するために

膝蓋靭帯炎を改善するためには、まず原因を特定することが重要です。単に痛みを抑えるだけの対症療法では、根本的な解決にはなりません。当院では詳細な検査を行い、あなたの膝蓋靭帯炎の真の原因を突き止めます。原因が特定できれば、それに対する適切なアプローチが可能になります。

また、膝蓋靭帯炎の改善には、適切な負荷管理も重要です。完全に安静にするのではなく、痛みが出ない範囲で適度な運動を続けることで、組織の修復を促進します。

当院では、あなたの状態に合わせた運動指導も行っています。さらに、生活習慣の改善も大切です。睡眠不足や栄養不足は組織の修復を遅らせます。

これらの生活習慣についてもアドバイスを提供し、あなたの膝蓋靭帯炎の早期改善をサポートします。

膝蓋靭帯と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。膝の可動域検査、太ももの筋肉の柔軟性、下肢全体のバランスをチェックしたうえで改善を目指します。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で膝蓋靭帯炎が改善する理由

膝蓋靭帯炎の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。膝や下肢の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は膝から下肢全体にかけて神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。膝蓋靭帯炎は神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください

膝蓋靭帯炎のQ＆A

膝蓋靭帯炎は自然に治りますか？

膝蓋靭帯炎は原因となる活動を中止し、適切な休息を取れば軽度の場合は自然に治ることもあります。しかし多くの場合、単なる休息だけでは不十分で、原因となる筋肉の柔軟性不足や不均衡を改善する必要があります。適切な治療とリハビリを行わないと慢性化し、完全な回復が難しくなることもあります。

膝蓋靭帯炎の人がやってはいけないことは？

痛みを感じる動作や運動を無理に続けることは避けるべきです。特にジャンプや着地の衝撃が大きい運動、膝を深く曲げる動作は症状を悪化させます。また、炎症がある状態でのマッサージや不適切なストレッチも避けるべきです。痛みを我慢して活動を続けると、微細な損傷が蓄積され、完全断裂のリスクが高まります。

膝蓋靭帯炎と膝蓋腱炎の違いは何ですか？

基本的には同じ状態を指しますが、医学的には微妙な違いがあります。膝蓋靭帯炎は靭帯（骨と骨をつなぐ組織）の炎症、膝蓋腱炎は腱（筋肉と骨をつなぐ組織）の炎症を指します。大腿四頭筋から続く組織が膝蓋骨を超えて脛骨に付着する部分が炎症を起こした状態で、実質的には同じ症状として扱われることが多いです。

膝蓋靭帯炎の重症度はどのように判断されますか？

一般的に4段階で評価されます。Stage1は運動後のみ痛みがある状態、Stage2は運動開始時と終了時に痛みがあるがスポーツ活動に支障がない状態、Stage3はスポーツ中にも痛みがありスポーツ活動に支障がある状態、Stage4は腱の断裂を指します。医師による診断と適切な治療計画の策定が重要です。

スポーツを続けながら膝蓋靭帯炎を改善することは可能ですか？

重症度によります。軽度から中等度の場合、適切な負荷管理、テーピングやサポーターの使用、ストレッチや筋力トレーニングを併用することで、スポーツを続けながら改善できることもあります。ただし、痛みが強い場合は一時的な休息が必要で、無理を続けると症状が悪化し、回復期間が長引く可能性があります。

膝蓋靭帯炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと膝蓋靭帯炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

膝蓋靭帯炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。