
院長:佐藤お気軽にご相談ください!
こんにちは。カイロプラクティックテミス鶴ヶ峰整体院の佐藤です。
日の入りが早くなって、首や肩が縮こまりやすい頃ですね。
頚椎症と言われて、病院で注射を勧められた方もいらっしゃるでしょう。
首に針を刺すと聞いて、正直ちょっと怖いなと感じていませんか?
この記事では、注射で期待できることと、当院が大切にしている考え方を、友人に話すつもりでお伝えします。


怖いと感じるのは当たり前です 納得してから選べるように一緒に整理していきましょう
首から肩、腕にかけて痛みやしびれが続くと、早く何とかしたいと思うのは自然なことです。ここでは、診察室で注射を提案された時に多くの方が抱く不安と、その背景を整理します。
夜中に腕のしびれで目が覚める。仕事中もパソコンに集中できない。そんな日が続くと、気持ちまで追い詰められてしまいます。
そこへ「注射をしましょうか」と言われると、効いてほしい気持ちと怖い気持ちが一緒に湧いてきますよね。
通院中の方からよく聞くのは、一度打てば治るのか、何回通うのか、副作用はないのか、という質問です。
どれも当然の疑問です。診察では時間が足りず、聞けないまま帰ってきたという方も少なくありません。
首の神経まわりに行う注射は、痛みを和らげる目的で行われるものが中心です。仕組みを知っておくと、医師の説明も理解しやすくなります。ここでは種類と考え方をまとめました。
病院で行われる代表的なものを、下の表にまとめました。どれを使うかは、症状や画像検査の結果を見て医師が判断します。
| 種類 | 主な目的 |
|---|---|
| 神経根ブロック | 圧迫されて炎症を起こした神経の根元の痛みを抑える |
| 硬膜外ブロック | 神経を包む膜の外側に薬を入れ、広い範囲の痛みを和らげる |
| トリガーポイント注射 | 強く張った筋肉の痛みの点に薬を入れ、こわばりを緩める |
| 星状神経節ブロック | 首の神経の集まりに作用させ、血流や痛みの悪循環を和らげる |
注射は、炎症で強く出ている痛みを一時的に抑えるのが得意です。痛みの山を越えたい時には、頼りになる選択肢といえます。
ただし、注射は痛みを抑える手段であって、神経を圧迫している原因そのものを取り除くものではありません。
薬が切れた頃に症状が戻ってくるのは、そのためです。ここを知らないと、「効かなかった」と落ち込んでしまいます。
注射を受ける前に、次の点を医師に聞いておくと安心です。
こうした質問は、遠慮なくして大丈夫です。納得して受けることが、治療の第一歩になります。
注射で楽になったのに、数週間でまた痛む。そんな経験をされる方は、実は少なくありません。この章では、20年以上の臨床で私が感じてきた、首の痛みが繰り返す理由をお話しします。
頚椎症は、首の骨や椎間板が年齢とともに変化して、神経に負担がかかる状態です。その変化を進めているのは、毎日の姿勢や動き方の癖だったりします。
頭が前に出た姿勢が続くと、首の骨には想像以上の重さがのしかかります。デスクワークやスマホの時間が長い方ほど、気をつけたい点です。
私は、自然治癒力が落ちる要因を姿勢、運動、知識の3つだと考えています。
猫背のように崩れた姿勢、歩く機会の少ない暮らし、体の仕組みを知らないまま我慢してしまうこと。これらが重なると、体は自分で治る力を発揮しにくくなります。
当院では、頚椎症の施術で首を引っ張ることは一切行いません。ここには私なりの考えがあります。病院での治療を否定するものではなく、あくまで当院の方針としてお読みください。
背骨は、靭帯、椎間板、筋肉、そしてそこに栄養を届ける細い血管によって安定しています。
首を引っ張る刺激は、こうした組織に余計な負担をかける可能性があると、私は考えています。そのため当院では、牽引という方法を選びません。
背骨には、横から見るとゆるやかなS字を描く生理的彎曲があります。このカーブが崩れると、首に負担が集中しやすくなります。
そこで当院では、まずこのS字カーブをしっかり整えることから始めます。
カーブが整ったら、頭が背骨の真上にまっすぐ乗る姿勢を目指します。頭が背骨の真上にあると、日常の動きの中で椎間板にポンプ作用が働きやすくなります。
ポンプ作用とは、圧がかかったり抜けたりすることで、椎間板に水分や栄養が行き渡る仕組みのことです。薄くなった椎間板が回復しやすい環境が整うと、私は考えています。
ここで大切なのは、無理に動かさず、体が本来持つ力を引き出すことです。
姿勢が整っても、普段の過ごし方が変わらなければ元に戻ってしまいます。体の治る力を引き出すために、患者さんにお伝えしている基本を紹介します。無理のない範囲で試してみてください。
私自身、毎朝2時間以上歩くことを日課にしています。歩行は全身の血流を促し、姿勢を支える筋肉も自然に使ってくれる、手軽で優れた運動です。
腕のしびれや痛みが強い時期は、無理をしないでください。落ち着いている日に、10分から始めましょう。
私が大切にしているのは、頭寒足熱という状態です。首まわりは熱がこもらないようにして、足元は冷やさないようにします。
急に痛みが強くなった時は、氷で短時間冷やす方法もあります。ただし冷やし過ぎは禁物ですので、不安な時は相談してくださいね。
ここまで当院の考えをお話ししましたが、必ず医療機関を優先してほしい場合もあります。体からの大切なサインですので、次の点に当てはまる時は、迷わず受診してください。
これらは神経への圧迫が強まっている可能性があります。まず整形外科などで画像の検査を受けてください。
当院は、病院での診断を前提に、検査で体の状態を確認してから施術を行います。
最後に、私の考えをまとめます。注射は、強い痛みをやわらげる心強い選択肢のひとつです。けれど、それだけで終わらせず、痛みが繰り返す背景にある姿勢と習慣にも目を向けてほしいと思っています。
私も重度のアトピーでステロイドに頼っていた時期があり、その場しのぎの苦しさをよく知っています。だからこそ、体が持つ治る力を信じて、根っこから向き合う大切さをお伝えしたいのです。
注射を受けるか迷っている方も、受けたけれど不安が残る方も、どうか一人で抱え込まないでください。いつでも気軽に相談してくださいね。

