産後の腰痛

産後の腰痛とは

産後の腰痛とは、出産後に腰部に現れる痛みや不快感の総称です。出産に伴うホルモンバランスの変化、骨盤の変化、筋力低下、育児による姿勢の変化などが複合的に作用して引き起こされます。

多くの母親が経験する代表的な産後のマイナートラブルの一つで、産後期女性の身体の悩みで腰痛は49.9%と約半数の女性が経験しています。日本では年間約80万人の女性が出産しているため、推定で約40万人の女性が産後の腰痛に悩んでいると考えられます。

産後の腰痛の特徴

特徴としては出産直後から数ヶ月にわたって症状が続くことが多く、育児動作により症状が悪化する傾向があります。ホルモンの影響により関節が不安定になっているため、通常の腰痛とは異なる特徴を示します。

産後の腰痛は適切なケアを行わない場合、慢性化するリスクが高く、早期の対処が重要とされています。

産後の腰痛でお悩みなら当院までご相談ください。

産後の腰痛を放置すると、骨盤の歪みが定着し慢性的な腰痛に発展する可能性があります。育児による身体的負担が継続的にかかるため、痛みが徐々に悪化し、日常生活に支障をきたすようになります。最悪の場合、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの重篤な疾患に進行し、手術が必要になることもあります。また、痛みによるストレスが育児に悪影響を与え、母子の健康的な関係性にも影響を及ぼす可能性があります。

産後の腰痛の原因

産後の腰痛は複数の要因が複雑に絡み合って発症する症状です。出産という大きな身体的変化により、様々な部位に影響が及びます。

産後の腰痛の原因として次のものが挙げられます。

産後の腰痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。この複数の原因が引き金となり、骨盤関節・腰椎関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、腰痛が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。産後の腰痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後の腰痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

授乳中の場合、薬剤が母乳に移行する可能性があり、使用できる薬剤が限定されます。また、根本的な原因の解決にはならず、一時的な症状緩和にとどまります。

理学療法

継続的な通院が必要で、育児で忙しい母親には時間的負担が大きくなります。また、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。

コルセットやサポートベルトの着用

長期間の使用により筋力低下を招く可能性があり、依存性が生じることがあります。

産後の腰痛を改善するために

当院では産後の腰痛の根本的な改善を目指しています。出産により変化した骨盤の状態を詳しく検査し、一人一人の身体の状態に合わせた施術を行います。ホルモンの影響で緩んだ靭帯や関節の安定性を回復させ、育児による姿勢の変化に対応できる身体づくりをサポートします。

また、授乳中でも安心して受けられる手技療法を中心とした施術で、薬に頼らない自然な回復を促進します。育児と並行しながら通院できるよう、効率的な施術計画を立て、最短での改善を目指します。

産後の腰痛と大きく関わっている骨盤周りの状態を詳細に分析します。骨盤の歪み、腰椎の可動域検査、腹筋機能をチェックしたうえで改善を目指します。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で産後の腰痛が改善する理由

産後の腰痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。骨盤や腰椎の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は骨盤から腰椎にかけて神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。産後の腰痛は神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください。

産後の腰痛のQ＆A

産後の腰痛は自然に治りますか？

軽度の産後腰痛は産褥期の終了とともに自然回復することもありますが、骨盤の歪みや筋力低下が残存している場合は適切なケアが必要です。放置すると慢性化する可能性があるため、早期の対処をお勧めします。

産後の腰痛の人がやってはいけないことは？

重いものを持つ、長時間の前かがみ姿勢、急激な動作は避けましょう。また、痛みを我慢して無理をすることは症状悪化の原因となります。正しい抱っこの姿勢や授乳姿勢を心がけることが大切です。

産後の腰痛はいつまで続きますか？

個人差がありますが、適切なケアを行わない場合は半年から1年以上続くこともあります。早期の対処により回復期間を短縮できるため、症状が現れたら早めにご相談ください。

授乳中でも安全に使える治療法はありますか？

手技療法やストレッチ、適切な運動療法は授乳中でも安全に行えます。当院では薬物を使用しない自然な施術法で改善を図るため、授乳中の方でも安心して治療を受けていただけます。

骨盤矯正は本当に効果がありますか？

適切な骨盤矯正により骨盤の安定性を回復し、腰痛の改善が期待できます。ただし、施術者の技術と継続的なケアが重要で、一時的な矯正だけでは効果が持続しません。当院では根本的な改善を目指した施術を行います。

産後の腰痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと産後の腰痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

産後の腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。