肘内障

肘内障とは

肘内障とは、主に5歳以下の小さなお子さんに起こる肘の怪我で、肘の骨の一部である橈骨頭が靭帯から外れかかった状態のことです。完全な脱臼ではなく、骨が靭帯から半分外れた「亜脱臼」という状態で、手を引っ張られたり、転んだりした際に発生します。

お子さんの靭帯は大人に比べて薄く弱いため、ちょっとした力でも起こりやすく、一度経験すると繰り返しやすいという特徴があります。特に1歳から5歳の幼児期に集中して発生し、年間数万人の子どもが肘内障で医療機関を受診していると推定されています。

肘内障でお悩みなら当院までご相談ください。

肘内障を放置すると、お子さんは継続的な痛みに苦しみ、腕を全く使えない状態が続きます。自然に治ることもありますが、多くの場合は医療機関での整復処置が必要で、放置期間が長くなるほど治りにくくなる傾向があります。

また、痛みのために夜眠れなくなったり、日常生活に大きな支障をきたします。最悪の場合、適切な処置を受けずに無理に動かそうとすると、神経や血管に損傷を与える可能性もあり、長期的な機能障害につながるリスクがあります。

肘内障の原因

肘内障は複数の要因が重なって発症する症状です。お子さんの成長段階における身体的特徴と日常生活での動作が組み合わさることで起こります。

肘内障の原因として次のものが挙げられます。

肘内障はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。この複数の原因が引き金となり、橈骨頭の靭帯からの逸脱や関節の不安定性などが発生し、肘内障が発症します。

したがって、単に整復処置を行うだけでは全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。肘内障でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肘内障への対応として、次のようなものが一般的です。

徒手整復術

整復操作に伴い関節や靭帯に負荷がかかるリスクがあり、成長期の子どもでは骨端線への影響も考慮する必要があります。また、根本的な予防にはならず再発の可能性が高いままです。

レントゲン検査

放射線被曝のリスクがあり、特に成長期の子どもでは必要最小限に留める必要があります。また、軟部組織の状態は詳しく確認できないため、根本的な原因の特定には限界があります。

経過観察

対症療法的なアプローチのため、体質的な要因や根本原因の改善には至らず、再発を繰り返す可能性があります。日常生活での制限が多くなり、親子ともにストレスを感じる場合があります。

肘内障を改善するために

当院では肘内障の根本的な改善を目指し、お子さんの身体全体のバランスを整えることに重点を置いています。単に症状を取り除くだけでなく、再発しにくい身体づくりをサポートします。

肘内障は靭帯の弱さや関節の不安定性が原因となることが多く、これらの問題を解決するためには全身の調整が必要です。

当院独自の検査により、お子さん一人一人の身体の状態を詳しく分析し、最適な施術プランを提案いたします。肘内障の再発を防ぐためには、単なる整復処置ではなく、身体全体の機能改善が重要です。

当院の特徴

米国認定カイロプラクターである院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肘内障と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。肘関節の可動域検査、上肢全体のバランス、姿勢分析をチェックしたうえで改善を目指します。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で肘内障が改善する理由

肘内障の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。肘や上肢の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は肘や上肢から神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。肘内障は神経の専門家であるカイロプラクターにお任せください

肘内障のQ＆A

肘内障は自然に治りますか？

完全に外れていない状態のため、寝ている間の姿勢変化で自然に整復されることもありますが、多くの場合は医療機関での整復処置が必要です。痛みが続く場合は早めの受診をお勧めします。

肘内障の人がやってはいけないことは？

無理に腕を動かそうとしたり、素人判断で整復を試みることは避けてください。また、痛みがある間は患部を安静に保ち、不必要な刺激を与えないことが大切です。

肘内障は何回も繰り返すものですか？

一度発症すると再発しやすい傾向があり、中には3回以上繰り返すお子さんもいます。ただし、成長とともに靭帯が強くなるため、6歳頃からは起こりにくくなります。

肘内障の予防法はありますか？

お子さんの腕を急に引っ張らないよう注意し、転倒時は胴体を支えるようにします。また、日頃から適度な運動で筋力や関節の安定性を高めることも予防につながります。

肘内障と骨折の見分け方は？

肘内障では腫れや変形が少なく、整復後すぐに動かせるようになります。骨折の場合は腫れや変形が明らかで、整復後も痛みが続くことが多いです。判断が困難な場合は医療機関を受診してください。

夜中に肘内障になった場合の対処法は？

まず患部を安静に保ち、夜間対応可能な救急病院に連絡するか、小児救急電話相談でアドバイスを受けることをお勧めします。冷やす必要はありません。

肘内障は成長とともに起こらなくなりますか？

はい、5〜6歳頃から靭帯が丈夫になるため、肘内障は起こりにくくなります。ただし、個人差があるため、稀に年長児でも発症することがあります。

肘内障の整復を親が行うことはできますか？

医学的知識なしに整復を試みることは、神経や血管を損傷するリスクがあるため推奨できません。必ず医療機関で適切な処置を受けることが安全です。

肘内障で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと肘内障は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肘内障は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。