
院長:佐藤お気軽にご相談ください!
こんにちは、カイロプラクティックテミス鶴ヶ峰整体院の佐藤です。朝晩がぐっと冷え込んできましたが、首まわりを冷やしていませんか?
整形外科に通いながら頚椎症のリハビリを続けているのに、手のしびれだけがなかなか抜けない。そんなご相談を、院でもよくいただきます。
痛みは落ち着いてきたのに、しびれが残ると不安になりますよね。「このまま治らないのでは」と夜中に検索してしまう気持ち、同世代の私にもよくわかります。
今日は、回復期に体の中で何が起きているのか、当院が大切にしている姿勢づくり、通院日以外の過ごし方、そして再受診の目安まで、噛み砕いてお話しします。


痛みが引いたあとのしびれが一番心配になりますよね 一人で抱え込まずに読み進めてください
まず、いちばん気になっているであろう点からお答えします。痛みが先に落ち着き、しびれが後からゆっくり引いていく流れは、神経の回復ではよく見られます。安心材料にしてくださいね。
痛みは、神経まわりの炎症が引けば比較的早く和らぎます。一方でしびれは、圧迫を受けた神経そのものが回復する必要があり、どうしても時間がかかります。
痛みが先に落ち着き、しびれが後から引いていくのは、回復が進んでいる途中によくある経過です。
一般には数週間から3か月ほどで軽くなる方が多いとされます。ただし神経の傷みが強いと、半年以上かかることもあります。個人差が大きいのです。
完全になくなっていなくても、次の3つが良い方向に向かっているかを見てみてください。
この3つが良い方向なら、回復は進んでいると考えてよいでしょう。逆に一つでも悪化しているなら、早めに主治医へ伝えてくださいね。
頚椎症の施術について、当院には大切にしている考え方があります。それは、首を引っ張ることなく、背骨の本来のカーブを取り戻して、頭を正しい位置で支えられる体をつくることです。ここでは、その理由をお話しします。
当院では、頚部を引っ張るような施術は一切行いません。牽引は、背骨を安定させている靭帯、椎間板、筋肉、そして栄養を届ける血管などを傷める危険性があると考えているからです。
これはあくまで当院の考え方です。病院で牽引を勧められている方は、自己判断で中止せず、主治医の方針を大切にしてくださいね。
背骨には、横から見るとゆるやかなS字を描く生理的彎曲があります。この自然なカーブが崩れると、首は頭の重さをまともに受け止めることになってしまいます。
そこで当院では、まずこのS字カーブをしっかりつくることから始めます。土台が整わないまま、首だけを動かしても、回復の近道にはならないからです。
カーブが整ったら、その状態で頭を背骨の真上に保てる姿勢を身につけていきます。頭が背骨の真上に乗ると、薄くなった椎間板にポンプのような働きが生まれ、回復しやすい環境につながると私は考えています。
椎間板は血管が乏しく、体の動きや荷重の変化で栄養を取り込むといわれています。だからこそ、無理に引っ張るのではなく、正しい姿勢で自然に働かせたいのです。
このとき大切なのが、施術前の検査です。最新の姿勢分析ソフトなどで今の状態を目に見える形にして、原因を一緒に確認してから進めます。
病院のリハビリは週に1〜2回という方が多いので、残りの日をどう過ごすかが、回復のペースを左右します。ここでは、やりすぎず、さぼりすぎない回復期の動き方を、私の考えも交えてお伝えします。焦らず、一緒に整えていきましょう。
首を無理に反らしたり、ぐるぐる回したりするのは、回復期でも控えたい動きです。神経の通り道が狭くなる方向に動かすと、しびれが強まることがあります。
基本は、症状を増やさない範囲でゆっくり動かすこと。運動中だけでなく、運動後や翌朝の状態もしっかり見てください。
運動の後や翌朝にしびれが強まるなら、その運動は今のあなたには強すぎるサインです。
そんなときは回数を減らすか、いったんお休みして、主治医や理学療法士に相談しましょう。
私自身、毎朝2時間以上歩くのを日課にしています。歩くと全身の血流がよくなり、首だけに頼らない体づくりにつながると考えているからです。
首が不安なときこそ、歩く姿勢を見直してみませんか。あごが前に出ていると、首への負担が増えてしまいます。目線は遠く、耳が肩の真上にくる意識で十分です。
歩く時間は最初の10〜15分から始めて、しびれが増えないことを確かめながら少しずつ伸ばしていきましょう
通院は週に数回でも、生活は毎日続きます。首に負担をかけるのは、リハビリの時間よりも、仕事や家事、スマホ、睡眠といった普段の姿勢のほうかもしれません。ここでは場面ごとの工夫をまとめました。明日からできることばかりです。
| 場面 | つい起こりがちなこと | ひと工夫 |
|---|---|---|
| デスクワーク | 画面をのぞき込み、あごが前に出る | モニターを目線の高さに上げ、30分に一度は立ち上がる |
| スマホ | うつむいたまま長時間見続ける | 画面を目の高さに近づけ、肘を体につけて持つ |
| 睡眠 | 高すぎる枕やうつぶせ寝で首をひねる | 仰向けで首のカーブが自然に保てる高さに整える |
| 家事 | 洗濯物干しや棚の上の作業で首を反らす | 踏み台を使い、見上げる動作を減らす |
首は、想像以上に重い頭を支えています。頭の重さはボウリングの球ほどもあり、前に傾くほど首の負担は増えていきます。
姿勢が崩れたままだと、神経の回復にも遠回りになりがちです。私は自然治癒力が落ちる原因を、姿勢、運動、知識の3つだと考えています。
逆にいえば、この3つを整えれば、体が本来持っている力は引き出されていきます。
夜に首の違和感が強い方は、首や肩を冷やしすぎていないか見直してみてください。私は、頭は涼しく足元は温かい頭寒足熱の状態が、自律神経も整いやすいと考えています。
湯船で足元をしっかり温め、首まわりが熱っぽいときだけ短時間冷やす。そんな使い分けも一案です。ただし、違和感が出たらすぐにやめてくださいね。
ここまで安心材料をお伝えしましたが、すべてが様子見でよいわけではありません。中には、早めに医療機関で確認したほうがよいサインがあります。迷ったときの判断材料として、ぜひ覚えておいてください。大切な体のことですから、慎重にいきましょう。
これらに当てはまるなら、リハビリや自己流の運動を続ける前に、まず主治医へ相談してください。
病院での診断や画像検査は、とても大切な土台です。そのうえで当院では、姿勢や動きの癖を細かく調べ、なぜ今の状態になったのかを一緒に探ります。
原因がわかれば、毎日の不安はぐっと減ります。通院を続けながらでも構いませんので、気になることがあれば遠慮なく聞いてくださいね。
最後にお伝えしたい結論です。回復期に手のしびれが残るのは珍しくなく、焦って動かしすぎることが一番のリスクです。この章で、今日からの心がまえをまとめます。肩の力を抜いて読んでください。
私の結論は次の4つです。
一度きりの人生、悔いのないように歩んでほしい。首やしびれの悩みで、やりたいことをあきらめてほしくありません。
通院中でも、回復期でも、「これで合っているのかな」と思ったら、一人で悩まずいつでも声をかけてくださいね。あなたの味方でいたいと思っています。

